http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110724/dst11072401010000-n1.htm  現在、この実行犯が単独犯である事を前提に背後関係を洗っています。この実行犯、政治的には移民反対、ネオナチにも共感している右側のテロですね。まあ、支援組織があったとしてもごく小規模の集団と言うのは有り得ます。ただ。これだけの事件となるとどうしても、ある程度の資金と情報が必要にはなりますね。それでも、無名の個人の次元でもできる事、少なくないですね。この与党・労働党が移民政策を採っていた事がその攻撃対象になった事は間違いないでしょう。

 その意味でテロと言えば、9.11以降、ムスリムが先ず頭に浮かぶのですけど、この様な方向からのテロも想定して然るべきですね。欧州の右翼勢力は伸張しています。凡そ移民による社会不安、これは庶民の次元で広範にみられます。そもそもこのような動き、一部の者だけのもの、と言う理解はできません。移民政策は欧州で積極的に行われました。低賃金のブルカーラーを中心にその労働需要を満たす為です。ですが、これが従来の白人層の雇用を脅かしています。また白人社会ではいられなくなっています。これはアメリカが先駆的なんですけど、移民の国の同国ですら、今尚、解決できたとは言えません。

まあ、日本も経済団体も何よりも政府も積極的に移民を提唱していますが、どうもこの社会的費用、どう受け入れるのかの問題になっていますね。