世界の糖尿病療養指導の歴史は、1970年代の初頭よりアメリカ、カナダ、オーストラリアで糖尿病療養指導従事者の専門性と認定について検討されるようになったのがはじまりです。


1986年にはCDE(Certified Diabetes Educator)制度が発足し、アメリカにおいては2000年よりCDEの療養指導に公的保険の給付が実施されるようになりました。

台湾では、CDEの存在が病院の格付けの参考にされています。



日本糖尿病療養指導士の誕生


日本では、2000年に日本糖尿病療養指導士認定機構が発足しました。

糖尿病患者数と糖尿病合併症は年々増加傾向を示し、糖尿病療養指導従事者の質的向上、人員増加が望まれたためです。


日本糖尿病療養指導士(Certified Diabetes Educator of Japan 以下CDEJ)とは、糖尿病とその療養指導全般に関する知識を持ち、熟練した療養指導を行うことのできる者に与えられる資格です。


医師の提案する治療方針を正しく適切に伝え、

”その人に合った方法”でサポートを行うのがCDEJの役割です。


また、糖尿病療養活動が活発な地域では、独自に地域糖尿病療養指導士(LCDE)とよばれる制度を設立しており、各々で講習会や認定試験などの実施など、活動を行っています。


なかでも、NPO法人 西東京臨床糖尿病研究会は活気ある取り組みを行っており、認定される西東京糖尿病療養指導士という資格もあります。



このブログをかいているわたくしも、CDEJとLCDEの両方の資格を取得し、日々栄養相談や療養相談などを担当しております。


医療は日進月歩ですので、新しい情報をわかりやすくお伝えできるよう勉強していきたいと思います。