糖尿病と歯周病は密接な関係があるのは明らかとなっており、歯周病は合併症のひとつであると言われています。
糖尿病のある人⇒歯周病になりやすい
歯周病の状態不良⇒血糖値が上がりやすい
この関係を説明すると、
歯周病の原因菌に対し、白血球が攻撃をしたときにTNF-αが産生されます。
TNF-αは炎症反応を体内で起こし、血液中の糖の取り込みを抑える働きもするため、結果的にインスリンの働きを悪くしてしまうため血糖値が上昇してしまうのです。
というわけで、定期的な歯石除去、歯周病の治療は血糖コントロールを改善するのに有効であるといわれています。
下記がチェックポイントになります
・かかりつけ歯科をもち、定期的に受診する(歯石除去など)
・歯茎の腫れ(充血している)、出血していないか
・歯肉がやせた、歯がぐらつく、歯が浮く
・口臭がないか
主治医は、短い診察時間で、血糖値やHbA1cの変動やその他の検査結果のチェック、合併症の有無を評価し、必要に応じて検査の予約を入れます。
そして薬の変更や処方…などチェックすべきことがたくさんあり、
残念ながら歯の状態をチェックするまでには至っていないようです。
管理栄養士の栄養相談や、糖尿病療養指導士(看護師・管理栄養士・薬剤師)からの療養指導がある場合は「歯の定期検診はおすみですか?」と必ず聞き、歯科受診をおすすめしています。
(私も、栄養相談時には聞いています^^)
意外と、歯の健康には疎い方が多いのですよね。
少なくとも、半年に1度は歯科受診をオススメします!