③からのつづき

 

 

ようやく、

和菓子を教えてもらう機会ができたのに、

日曜出勤がNGになり

教わる方も教える側にとっても

通常の出勤日はやりづらくなりました。

 

 

それでも私の休みの日にお願いし、

続けてもらうことになりましたが

一部のパートさんからは

(こっちの仕事も忙しいのに、何あれ趣味?

一体何を目指してるの?)

 

という厳しい視線を感じつつ

 教わるという環境になりました(笑)

 

 

振り返れば、日曜日はほんとうに

余計なことにとらわれず

学べて、恵まれていたなーと

感じました。 

 

 

そして、たまたま

人事の方に私が和菓子を教わっているという

事実が工場長から伝わっていないのがわかり、

隠す必要もないので報告すると

 

 

「会社としては応援したいし、

積極的に仕事を覚えようとしてくれるなら

プライベートではなく勤務時間内で

覚えてもらいたい」

と言われました。

 

 

ただその頃は週4日一日5時間で

働いていましたが、

 

会社側からの提案は

週4日のうちの1日を職人さんについて製造をし

残り3日は今まで通りの仕事を!

というものでした。

 

 

 

これに対し、

職人さんは大反対し

 

仕事時間内に仕事をしながら覚えるのは

そう簡単なことではなく、

週1日といってもその一日すら

本来の包装や箱入れが忙しくなれば

人員として、そっちに手をとられるのは

目に見えている。

 

 

これまでの経験上、そういう形では

覚えることに集中できないからやめた方が良い!

ということでした。

 

 

確かに勤務時間内で教わるとなれば、

仕事としてということで責任も出てくるし

将来職人的な仕事をさせてもらえる

可能性も出てくるメリットと、

 

 

たった週1日5時間でどれほどの仕事ができるように

なるのかという不安と、

 

その一日をシフトの中でどの日にするのか

その時々で工場の仕事量は変わるため、

 

他の方々に迷惑かけるんじゃないかという心配や

更に風当たりが強くなることも覚悟しなきゃいけないと

思いました。

 

 

でも・・、

 

 

でも、それで諦めるのはいやだ!

 

 

そもそも悪いことしてるわけじゃないし、

今自分のできることをできる限りするしかない

と思いました。

 

 

それで

1、職人さんをどう説得するか

2、パートの批判的な人達への丁寧な説明とできれば承認を得る

それだけでした。

 

 

 

まずはなぜか自分に敵意すら向ける

パートさん若干名に

何度かにわたり状況を説明、

 

むしろアドバイスを求めるような形で思

いを伝え続けたら、

それなりには理解してもらえるようになりました。

 

 

そして

職人さんへプレゼンのような説得をしました。

 

「仕事内では覚えづらい、

集中して覚えられない、

結局モノにはならないかもしれない」

 

だからやめた方がいい!と

私のために言ってくれてる職人さんの思いと

実際そうなるであろう現実は受け止めたので 

 

 

「例えそうであっても、

今私が和菓子を学べる環境はここしかないし、

技術を覚えることは諦めたくないんです!」

「それにもっと一緒に仕事がしたいです!」

と必死の猛アピールをし(笑)

 

 

最後は「わかった!」と、納得してもらい

今度は仕事として教えてもらうことを

許してもらえました。

 

 

 

それからは、週1回(ただし繁忙期を除いて)は

基本的に和菓子製造の仕事が

パート内でできることになりました。

 

 

もういい加減経緯が長いですが、

あと一回続きます!