妊娠は病気じゃない。
とは、良く言われるが、
これは差別とか、
個人の認識ではなく。
世間的な認識で間違いないと思う。
‥
生命保険でも、
出産に関する保証は存在しない。
(あくまでも、異常出産であった場合にのみ機能する保険のみ)
国の保証である、
国民健康保険においてもそう。
産婦人科での定期診療は
保険外であることが一般的だ。
ということは、
不妊も病気ではない。
ということになる。
しかし、通うのは「病院」だし
受けるのは「医療行為」だ。
そのため、会社には
「病院に行きたいので」
と言って有給を申請していた。
(嘘じゃないじゃない?)
しかし厄介なことに、
生理周期との調整が必要なために
前もっての予定が非常に立てづらくて。。
結局直前に申請して、
月一度の通院を繰り返していた。
それが周囲からは、
不自然だったようで。。
ある日、突然
「もみじさん、」
「体調は大丈夫ですか?」
と上司が尋ねてきたのである。
‥
「体調は問題ないです。」
「ただ、その日は
病院に行きたいんです。」
そもそも職場に
「不妊治療中」なんて、
言うつもりがなかった。
上司に対して特別な信頼もないし。
(全っ然、好きじゃないの^^)
男の人だから理解もなさそうだし。
(偏見かもしれないですけど^^)
病気なわけじゃないし、
わざわざ言わなくても
いいんじゃないか、と。
妊娠が分かった段階で
「妊娠しました!」
「産休取りたいです!」
って報告することを、
入社して2年間ずーーっと
思い描いていたもんで。。。笑
まさか上司の方から、
「体調悪いの?」
なんて聞かれるなんて。
「体調悪いの?」
=なんで何回も病院で休むの?
=本当に病院なの?
なんていう、
疑念ともとれるような
質問を受けるとは
思ってもみなかったのだ。。。笑
世間的に、
「体調は問題ないです。」
「ただ、その日は
病院に行きたいんです。」
は通用しないのかもしれない。
とは思いつつも、
すごくプライベートなことだし、
病院に行く細かい事情を
正直にいう必要があるとは思えない!
(上司に言いたくないだけ笑)
そうじゃなくても
仕事で諸々打ちのめされていて、
本当に体調が優れない日もあった。
そんなこんなで
暫く時をすごしたのちに、
上司が再び聞いてきたのだ。
「――ところで、もみじさん」
「体調は大丈夫ですか?」
‥
正直なところ、
「はあ?」
「うっせいわ」
「くせえ口塞げや」
「きたねえ顔さらすな」
って感じだったのですが、
(暴走adoモード)
そんなに聞きたいなら仕方ない。と。
「ああ、すみません」
「わたし、不妊治療中なんです」
「なんで、体調は問題ありません。」
「今後もお休み頂くことあると思うんですが」
「前もってわかる範囲でお伝えします」
「どうもすみません」
何一つやましいことはないので、
引導を渡してやりました。
‥
ところでなんですが。
有給って正当な理由がないと
取れないお休み何でしょうか?
ゆとり世代の人間なので。
そういうところは、
あまり、
気にしてきたことがないのです。
(今の上司が、人間的に
言いたくないだけなのもあるけど)
そもそも体調不良による欠勤控除、
なんなら生理休暇すら存在する我が社において、
有給申請にプライベートな理由を
わざわざアナタに申し上げる必要性・・・
あります?(怒)
まあでも上司だし?
年も離れてるし、
人生経験もさぞ豊富なんでしょう。
こんな報告も多々受けているだろう、
人の上に立つ立場の人間なので
まあ、言ってもいいか。。。
と思っていたら。
1つ年上なだけだった。
(後々になって知った。)
同年代の男性に
(しかも後輩ちゃんに絶賛セクハラ中)
「不妊治療中です^^」
なんて、伝えたかと思うと
なんかしんどい。。。
変な風に思われたんじゃないか、
とか。思うと。
(思わないとは思うけど)
なんか気持ち悪い。。。
‥
そんなこんなで、
それ以降
なんとなくお休みが
取りづらくなってしまい、
月1の卵胞チェックも
うまくタイミングが合わせずにいる、
絶賛妊活中の
もみじなのでした。
この調子だと、
「妊娠しました。」も
気持ちが悪くて
言えないのでは?
その時になったらまた、
暴走adoモードで報告します笑
2024/2/13 もみじ