おはようございます

先日、知人のジュエリーデザイナーの方に、「ホープダイヤモンド」のお話を聞きました。

長い歴史の中で沢山の人々の手に渡ったダイヤモンドの壮大なお話です。

映画「タイタニック」の主人公が、最後に海に投げ入れる、ダイヤモンドのネックレスのモデルになったと言われています。

紫外線に当てると、赤い光を発光する、45.5カラットのブルーダイヤモンドで、現在はアメリカの国立自然史博物館に保管されています。

このダイヤモンド、16世紀にフランス人宝石商がインドで購入した時には112カラットもの大きさだったそうです。それがフランスのルイ14世に購入され、カッティングされて、67カラットになりました。

その後、フランス革命の混乱の最中で、ダイヤモンドが盗まれ、長い間行方不明になっていましたが、18世紀にイギリス人銀行家のヘンリー・ホープがオークションで競り落とし、19世紀には宝石デザイナーのカルティエの手に渡りました。

現在の45.5カラットの大きさは、盗まれた後にそのダイヤモンドを隠すために、カッティングされた為だと言われています。

何と元の大きさの半分以下になってしまったのですね。

そしてこのダイヤモンド、持ち主を不幸にするという、都市伝説があります。

奢れる者は久からずと言いますが、この様な高価な物を所有する事が出来る人は、それだけ勢いが衰退する時も派手になってしまう訳で…

私はこの都市伝説はダイヤモンドを手に入れさせない為のこじつけかなと思っていますが。

まだこのダイヤモンド、見た事がないので一度見に行ってみたいです

Hope Diamond