わが輩はニンゲンと住む母親の元に生まれて、兄弟と2匹で直ぐに公園へ連れて行かれた。
ヘンゼルとグレーテルのようだと思った。いくら待っても迎えがこないのだから。しかし、仕方ないのだ、猫を一匹養うのにもお金が掛かるのだから。
そうすると、幼い同居人と” オニイチャン ”に見つけられて、今の家へ連れて来られた。それから” オカアサン ”へわが輩の話をする同居人の姿は泣いていた気がする。
そんなことがあり、今の同居人とその家族と一緒に住んでいる。
そんなわが輩はこの家へ来て今年で18年目である。猫でいうと、どうやら長寿らしい。
ここまで年を取ると、死ぬまでに何か遺したいと思ったのが、この日記を始めた理由である。
なんたって、わが輩は猫であるからな。


