先日ですが、八代まで「い草の刈り取り」へ行ってまいりました。 | だいすけのブログ

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畳のことや、日々の出来事を書いていきます。

        い草農家さん方と、情報など共有するために、八代までは定期的に伺っているのですが、


               い草の刈り取り体験をさせて頂くのは今年が初めてでした。



  6月末にお手伝いさせていただいたのですが、い草の刈り取り時期は、毎年6月後半~7月半ば頃。


         早朝5時~大忙しで、夕方までみっちりと収穫作業などが行われております。


        朝一で「釜あげ」と呼ばれる作業を2時間ほど行ない、7時に皆さんで朝食音譜


       今回、お世話になったのは、草野さんご夫婦。八代では屈指の農家さんですグッド!



奥様のお味噌汁が心に染みます。

泥染め、乾燥処理を終えた畳表の原草をみせてもらいながら説明を受けています。

今年から、新しい品種 「涼風」 が原草になっていますが、「とても良い出来だ。」と仰っていました目

午後からは、田圃へ向かい、本格的に刈り取り作業の開始目


初めてハーベスターという機械を操縦し、あたふたあせる


いつも、触れるい草は、乾燥処理後の物ばかりで、すこし硬いイメージなんですが

やはり、生のい草は瑞々しくて柔らかく、良い香りが漂っています。




最盛期に、 【青いダイヤモンド】と呼ばれたい草。

現代にも脈々と受け継がれ、自然の力強い息吹を感じることができました。



今回、草野さん(写真右)の作業をお手伝いさせていただいて確信しました。

やはり、モノ作りは作り手の魂や、人間性が宿るもの。

一つ一つを丁寧に行うその真摯で、草野さんの真っ直ぐな人間性が美しい畳表を作り上げているのだと

思いました。

そして、その自然のエネルギー全開の草野さんの畳表を扱える喜びは、畳を作る人間として

本当に幸せなことなんだ。と、より一層、感謝できるようになりました。


また仕事に対する姿勢が変わり、より良いモノ作りが出来るかと思いますので、畳の事は安心して

ご相談ください音譜


これからも、良い畳を提供できるよう、頑張って参ります!!