坂東玉三郎さんの演出 「鼓童」。

12名のたくましい男たちによって、太鼓をたたく姿は「演舞」だ。

頭のてっぺんから足の先まで、ピンとはりつめていた。

120分の公演で、20分の休憩をはさんだが、張り詰めた状態で、20分、30分と連続しておこなわれる演技中、会場にざわつきはない。太鼓の振動が床から私の体にも伝わってくる。

太鼓の音で始まり、礼で終わるまで、一言もない。

ただひたすら、演舞していた。

演技終了時の歓声はすごかった。

 

 

*ナレーションがなかったので、演技者の紹介もなかった。

舞台があまり明るくなかったので、演技者の顔がよく見えなかった。折角なので、紹介くらいはしてほしかったかな。。。