11/28(旧暦10/11)9時~神在祭が本殿で行われる。

神在祭・・・出雲大社の神在祭の始めの祭事。

 

千家宮司他の神職が、銅鳥居をくぐり、御本殿に向かっていた。

 

楼門から御本殿に入られるところだ。

 

宮司・神職が入られた後、楼門には、賽銭箱が置かれた。

御本殿内では、祭事が行われている。

祭神は、大國主大神(おおくにぬしおおかみ)だ。

御本殿内の祭事は、一般の人は入れない。一般の人の参列は外。

参列者の様子は、塀越しに垣間見れる。

賽銭箱の前には、参拝される人の列ができた。

出雲大社の正式な参拝方法は、「2礼4拍手1礼」だ。

住所・氏名の後、お願い事を・・・・

 

1時間弱で祭事が終了し、宮司・神職が出てこられた。

2番目に歩かれているのが、84代宮司  千家尊裕氏らしい。。。

 

 

10時過ぎ、東十九社(ひがしじゅうくしゃ)で「十九社祭」が行われた。

東十九社・・・東方の神々の宿舎。因みに、西方の神々の宿舎は西十九社。

神在祭の時のみ扉が開かれ、祭壇が置かれている。

 

 

11時過ぎからは、神楽殿で、「龍蛇神講大祭」(りゅうじゃじんこうたいさい)が行われる。一般の人は参加できない。

昨夜は、ここで奉迎の神迎祭が行われた。

 

龍蛇神(りゅうじゃじん)・・・神在祭の期間のみ安置され、一般の人も参拝できる。

右の白いテントに「龍蛇神の参拝所」が設置されていた。

大勢並んでおり、集合時間ぎりぎりになってしまったけれど祈念できた。

御酒とお米をいただいた。ありがたく頂いた。

 

 

御本殿の真裏。玉垣で御本殿と外とを隔てている。外の玉垣の下には、うさぎの像がある。かわいい・・・

俗に大黒様と称される大國主神と白兎の神話がある。

出雲大社には、46のうさぎの像があるらしい。

 

 

御本殿は南向き。でも、御祭神である大國主大神は、横(西)を向いている。

御本殿での参拝は、御祭神の左ほほに向かって祈念していることになるらしい。

そのため、西側にも小さな祭壇と賽銭箱が設置されていた。

こちらにも大勢が参拝していた。

ガイドさんによると、西にお顔の正面があるので、こちらにしっかりお願いし、お賽銭を奮発した方がいいかも・・・と。

良縁など、数人分じっくり祈念してきた。

 

 

神在祭とは、「人々の幸せの縁」を神議するために、八百万神が出雲に集まってくださるので、快く会議ができるようにお迎えしようとおこなわれる祭事なのかな・・・・

この期間は、人々は静かに過ごさなければいけないらしい。

音のない祭事は、とても神聖に感じた。