迎賓館赤坂離宮、外国から国賓・公賓が宿泊し、会談やレセプションなど外交活動の舞台になる所です。
前庭公開は、昨年11月3日に行きました。
今回は、本館内部の一般公開。
インターネットで日程を予約し、10日前に「参観証」の返信メールをいただきました。
内部参観をしないで前庭見学のみの人は、正面より無料で入れます。
因みに、内部参観を当日希望することもできて、12時ちょっと前に行ったときには、当日の15時からの参加証を配っていました。
内部参観は、12時から西門で受付。すでに多くの人が並んでいました。
①身分証明のチェック・・・ネットで申込んだ人であるか身分証明書の提示が求められます。
②手荷物検査・・・手荷物をカゴにのせX線で透視?ペットボトルがないか聞かれる。持っている場合は、 その場で一口飲んで見せるらしいです。
③金属探知機・・・ゲートをくぐる。ブザーが鳴った人は、係員が手持ちの探知機で全身を調べます。因みに、手持ちの探知機の係員は、アルソックの女性でした。
④1000円のチケットを販売機で購入し入場します。
☆テントのような西回廊→大きな木の下の西側階段から内部に入ります。
内部は撮影禁止。階段は手すり側を歩く。窓の外を眺めてもいいが、カーテンや壁に触ってはいけない。もちろん調度品には触ってはいけない。
☆彩鸞の間(さいらんのま)・・・調印式やテレビインタビューなどで使われる。一番最初に入る部屋で、金色がまぶしく感じた。入口出口に飾られている大きなピカピカの鏡が奥行きを感じさせていた。
☆花鳥の間(かちょうのま)・・・150名までの晩さん会等が行われる。天井に36枚の油絵、壁面に30枚の楕円形の七宝。この七宝は特別な製法でできているらしく、現在この製法でつくるのは難しいらしく、とても貴重品らしい。1個7000万円位するそうです。天井にかけられているシャンデリアは1トン以上の重量があり、スピーカーが内臓されています。
☆2階大ホール・・・正面玄関から階段を上がったところになります。大理石が印象的でした。
☆朝日の間・・・正面玄関から階段をあがってすぐのところにある部屋であり、格調の高い部屋といえる。天井に朝日を背にしている女神が描かれた絵があり、朝日の間といわれる。壁には豪華な織物が張られ、床には桜花が描かれた緞通の一枚織りがあり、じゅうたん業界にいたつれが、特に気になっていたようでした。
☆羽衣の間・・・オーケストラホール。壁には楽器などが描かれた石膏の浮彫で飾られている。晩さん会の食前酒や食後酒ように使われる。上を見るとカーテンがひかれている所があり、はるか昔、カーテンの向こうではオーケストラの演奏がおこなわれたのであろうということだ。
☆主庭・・・正面の裏側。大きな噴水。四季折々の花壇がある。本館を見学しないとみることはできない。
下写真の緑の向こうには、和風別館(遊心亭)がある。そちらもネットで予約しないとみれません。
☆正面玄関・・・正面玄関には、2種の紋章がある。正面上にあるのは、皇室の「菊の紋章」。両扉の真ん中にあるのは、日本政府の「五七桐」。花の数が5-7-5となっている。