映画「アリスのままで」を見に行った。連れによると、若年性認知症がテーマで、女優さんが賞をとった作品だから見ておきたい。との前説明だった。
大学で言語学を教えていた女性、アリス。
忘れっぽくなった自分に不安を感じ、診察をうけた。若年性アルツハイマーだと診断された。彼女は、まだ、50歳。
彼女のアルツハイマーは、遺伝性だという。
3人の子を持つ母親なので、自分の子供たちへの遺伝を心配し、子供たちに病気の事を説明し、遺伝因子があるかどうかを調べることができると伝えた。
2人が検査を受け、一人は拒否した。検査の結果は、陽性と陰性。つらい結果・・・・
家族で、アリスの病気を受けとめようと、みんなが協力努力した。特に、夫が・・・・・
だんだんアリスの精神が、日常ではなくなっていく。
アリスから、笑顔がなくなってくる。
「癌の方がよかった。」。。。。。という場面がある。
癌で闘病中の人には、とても失礼な言葉だが。。。。とても重い。
60歳を直前にしている自分を考えるに、
冷蔵庫を開けて、2階に上がって、「何をとりにきたのかしら・・・」、携帯電話や眼鏡を探しまわっている事が多くなった。心配ではある。
この後、アリスはどうなるのだろうか?
仕事柄、認知症の人に会うことは多い。改めて考えさせられた。
幸せになってほしい。
でも、幸せってどういうことだろう・・・・・