りさお「ふぁ〜  眠い。」

お正月があった最高の冬休みが終わり、登校日を迎える。

まなき「りさお、眠そうだな。」

こいつは志田まなき。俺、渡邉りさおの幼稚園からの幼馴染だ。幼稚園、小学校、中学校、高校と一緒なので、だいたいのことは、以心伝心できる。

りさお「あぁ眠いよ。まなきは?眠くねぇのかよ。」

まなき「眠くないぜ。梨加先輩にモニコして貰ったし。」

梨加先輩というのはまなきの彼女であり、俺たちの1つ上の2年生の先輩。

入学当初、俺たち2人はチャラい見た目ということが良かったのか、すぐにファンクラブができた。その中で、まなきが梨加先輩に一目惚れをして今に至る。

 俺は、女には興味ないし、ファンクラブの女の子たちを見てみたが、正直タイプの人はいなかった。

りさお「そっか、ラブラブで何よりだな。」

まなき「お前もさぁ。早く彼女作れよ。りさおだったら、彼女の1人や2人できるだろ。」

りさお「いや2人もできちゃ駄目だろ。」

まなき「あ、そっか笑」

まなきの彼女自慢の話を適当に流していたら、学校に着いた。

俺は1年2組、まなきは1年3組なので廊下でまなきとは別れる。

教室に入り黒板を見ると、担任の菅井先生の綺麗な字で席が書いてあった。 そういえば休み前に先生が「黒板に書いておくからそこに座ってねー」みたいなことを言っていたような気がする。

俺は、渡邉の字を探す。まず最悪な1列目を見る。休み前は1列目だったから1列目は避けたい。

りさお「よしっ!」

1列目に渡邉の字はなかった。

次は最高の1番後ろの席を見る。

りさお「よっしゃー!!」

渡邉の字は窓側から2列目の1番後ろだった。 これで授業中に寝れる。しかし、1つ気になることがある。俺の左隣の席があることだ。俺のクラスは35人なので縦も横も6列で窓側の1番後ろだけが空いている。しかし机が置いてある。 なぜだろうとは思ったが、それほど気にはせずに自分の席に着きスマホをいじり、先生が来るのを待った。