WADIA6SPIRIT(改)Blueが仕上がった。
報告メールを送ったところ、
嬉しい返事を頂いた。
ー詳細な(Wadia 6への愛情溢れるとしか言いようがありません)レポートをどうもありがとうございました。
こんなにも緻密に細部まで手を入れられるのですね。そして数限りない半田増し... 神経をすり減らしそうな作業ばかりに見えますが、手練の技で予想外の短期間で仕上げてくださり、心より感謝申し上げます。
回路の入り口から終わりまで理解していないと出来そうもないパーツの交換やグレードアップに、表示窓、レベルメーター、スイッチ類などのオーバーホール。新たな製品を産み出すに等しいまさに神業です。
元々のクリスプな音にも文句はありませんでしたが、これほどの改造を経てどんな音が出てくるのか楽しみで待ち遠しくてなりません。ー
多くの修理?ショップなどは、
明細書だけで、終わらす。
逆に言ってしまえば、それだけで通じる内容ということかもしれない。
ところが、高橋は、丁寧に報告書を書く。
今回の報告書は95枚の写真を添付していた。
(OH~Blueまでなので、なおさら多い)
実際、報告書を書くだけでも、
1時間・2時間と掛かる。
なぜ、こんなに丁寧に書くかというと
「自分の機器が、どんなふうに手を入れられたか
知っておきたいものだろう」
「それを知ることで、ますます
愛機への思いを深められる」
と、ともに、
代理が思うに
たとえ、同じ仕様のWADIA6SPIRIT(改)Blueが
世間様に何台あっても、
自分の1台にかけられた手間暇・丁寧さ・技術などの付加価値により
かけがえのない1台になる。
そして、その音。
エージングにはいっているけど、
当方6LBとくらべて
違和感が全くない。
違いをいえば
エージング歴の違い。
このエージングの差はたどりつけない差ではなく
6SBの未来図であると判る。
だからこそ、違和感が無い。
エージング中の6SBは、すでに
6LBとききくらべないと、その差が判らないような音を出してくる。
ーなぜ、6はここまでの音をだすのだろうー
Blue化まで行うと
LTD化(SPIRIT化)の本領発揮とともに
メーカー由来のコンデンサで殺されていた部分が
開花する。
その音はWADIAの中でも6(LB.SB)は
別格といってよい。
生々しいのに、艶が有り・・・
褒めだすときりがないといういうより、
褒めている訳でなく
事実を客観的にならべるだけでも、
言葉が足りない。
いや、その言葉さえ、厳選しなきゃ嘘になる。
上に書いた:生々しい:でさえ、
ニュアンスが違う。
生々しいでは、どこか、神経がきずつくような衝撃感といえる。
じゃあ、フレッシュというと、
そんな軽い状態じゃない。
リアルという言い方も、一方で現実により近い非現実という感覚を含む。
ナイーブ・繊細といっても、それだけじゃない。
と、いう具合に
実際に出て来る音を言葉であらわそうとすると
どこか、足りない。
ナイーブ・繊細だけでは、緻密さ・音圧の心地よさなどがたりてない。
そんなふうなため、
いつも、6の音の表現をこころみると
厚み・深み・空気感。臨場感をこした実在感・成分の中の輪郭と響きの中の成分にまだ輪郭と響があり・・・・
と、いくらでも、でてきて、どれもこれも、はしょれないのに、ずいぶん、端折っている。
その音。
これは、聴いていただくしかないし
さらにエージングでもっともっと、良くなってくる。
こう書くと、じゃあ、
おらんちの機器もエージングすりゃあ良くなる。
と、おもわれかねないが、
これは、OH(全コンデンサG-UPに全交換。全半田増し)をおこなわないと
へたった機器をさらにへたらすだけになる。
後、2日
エージング確認がすんだら
帰還する。
つくづく、エージングばっちしのWADIA6LBを持っていてよかったと思う。
で、なかったら、
返したくなくなるwwww
エージングは当方そろそろ、3年目になるが
これは、ほぼ24時間×3年ということになる。
WADIAの(純正)ピックアップは
プロトの時でも
24時間×6年の連続稼働でも、
ピックアップの数値はおちていなかった。
こうなると、先日のHマークは、
オーナ宅で10年としても、実際の稼働時間は
24時間×2年もないだろう。
それで、壊れてしまうということでは
全く、信頼性が無い。
で、
Hマークがついていたら、
有無をいわさず、交換になります。
