☆遺言者の立場になって考える☆
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名古屋の司法書士の和出吉央と申します。
名古屋市中区錦にて司法書士法人グッドブレイン総合法務事務所 を経営しています。
ブログは、主に「事業承継」「遺言」「相続」をテーマに書いています。お時間ございましたら、是非、ご一読お願いいたします(*^ー^)
【以下、本日のブログ】
遺言者の中には、病床の中で書くということも少なくありません。
もっと言えば、確実に死期が迫っている中での遺言書作成ということもあります。
このようなケースでは、私どもとしても、いろいろな面で、通常より高度な配慮を心だけます。
中でも、一番配慮をするのは、
「死」というキーワードです。
たしかに、遺言書自体は、当然、人の死亡で相続が開始することによって効力を生じますので、死を前提に考えるものではあります。
しかし、多くの場合は元気なうちにご自身の意思で、遺言書を作成しますし、その時点では、死が差し迫っているわけではありませんので、周りの人間はもとより、ご本人自体も、明るく前向きに家族へのラブレターという気持ちで書くことになります。
これはとても幸福に満ちていて、理想の姿だと思います。
一方、確実に死期が迫っているときは、ご自身の意思というよりは、周りの家族等に言われて書くことのが多いです。
このとき、実際はそうであっても、決して死を前提に話をすすめるのではなく、
「万が一のため」
「家族がもめないため」
「あくまで準備」
「自分の財産は自分で決めなきゃ」
といったような、
「死」から離れた言葉を使うように心がけなければなりません。
そうでないと、遺言者は素直な気持ちで遺言書も書くことができません。
場合によっては、自分の死をみんなが望んでいるのではないか
といった気持ちになって、遺言者の作成自体がストップしてしまいます。
遺言者は、
自分のことで精一杯なのです。
元気になりたいと思っているのです。
死にたくなんかないのです。
☆子供には頼らない!☆
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名古屋の司法書士の和出吉央と申します。
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【以下、本日のブログ】
「娘が二人いるが、二人とも長男のもとに嫁いだので、
嫁ぎ先の両親の面倒をみなければならない。
私たち夫婦は、はじめから娘二人に老後の面倒をみてもらう気は
さらさらなかった、今の私たちが持っている不動産等の財産を活用して、
老後のために備えたい」
ざっと、上記の相談内容でした。
このようなケースは少なくありません。
元気なうちは、今、住んでいる自宅で住んでいたいが、
夫婦のうち一方が、体が不自由になったり、認知症なったり、
亡くなったりした場合には、老人養護施設等に入所したいという流れになります。
そのとき、莫大な資金が必要なのです。
今回は、大変大きなご自宅の敷地をお持ちで、かつ、現金・預貯金等も潤沢ですので、今、任意後見制度や遺言書等を活用すれば、
ご夫婦のお望みをかなえることができそうです^-^
しかし、お話の節々で、娘さんのうち、いずれかでいいので、
老後の面倒を見てほしいというニュアンス・お気持ちが垣間見えてきます。
やっぱり、愛する子供に面倒を見てほしいですよね。
☆誠意を見せる☆
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名古屋の司法書士の和出吉央と申します。
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【以下、本日のブログ】
ある社長さまから、
入社して2か月弱で4回も社用車で事故をした社員が、
”何ら誠意を見せない”
ので、法的な措置をとりたい
というご相談を受けました。
いろいろと事情聴取をすると、やはり事故をした社員さんのほうが
法的にも分が悪いと感じました。
社長さまいわく、
”お金の問題というよりは、法的な措置を講じることによって、
問題の社員から謝罪の言葉や態度で誠意を見せてほしい。
その結果、当社の社内秩序を保ちたい”
ということでした。ごもっともだと思います。
事故をした社員は20代前半の方です。
いわゆる”ゆとり世代”といわれる方です。
概して、この世代の方々の中には、
”誠意を見せる””気を遣う”
といったことが苦手な方が多いようです。
もっと言えば、感情を表に出すことが苦手なゆえ、
誠意を見せる”方法がわからない”
というのです・・・
非常に考えさせられます・・・