「クレイジーバスドライバー」
ギリシャからモンテネグロに向かうためアルバニアでバスの乗り換え。
お腹も空いていたので、バスターミナルにあるカフェテリアで腹ごしらえを済ます。
料理を頼んだら、パンも無料でついてくるというありがたい国だった。
まだバスがくるまでは時間があったので近くのスーパーを散策。
アジア人が珍しいのか、今までにないほどジロジロとアルバニアの人々に見られたが、話しかけてくるといくこともなかった。
ネットによると、アルバニアは近年まで鎖国のような状態だったらしく、まだまだわかっていない事が多くあるらしい。
だから、外国人がいるのは珍しかったのかなと。特にアジア人女性4人なんて。
少し待ってみるとバスが到着し、人々がわらわらと集まりだしたので私たちも移動することに。
そしたら、バスの運転手が「荷物は別料金だ」と言い始め、他の乗客も怒っていたが、乗せてもらえないと困るので渋々なけなしの現金を払うことに。
これでやっと、モンテネグロに行けると安心したのも束の間、
バス運転手が私たちの席までやってきて、「予約証明書をだせ」と言ってきた。予約のスクリーンショットを見せても、「紙じゃないといけない、持っていないなら、降りろ」と言われ、私たちは、「なんとか乗せてくれませんか」と懇願するも、降りろ、の一点張り。私は「ああ、ここで旅は終了してしまうのか」と
とても焦った。まだ、二カ国しか行けていないのにと。
すると、近くに座っていた、イタリア人とチリ人のカップルが「この子達はまだ子供だからわかってやってくれ」と運転手を宥めてくれて、粘りに負けた運転手は訳のわからない言葉を言って、運転席に戻って行った。
「あなたたち、勇気があるね」と助けてくれた乗客に褒められ、なんとかその場を切り抜けた。
とても優しい人たちで、なんとか旅が続けらることに一安心するともに、しっかり前もって予約の紙をコピーしてくればよかったと思った。確かに予約画面にはかいてあったが、私たちはバックパッカーなので、こっちにきてから予約したのでコピーしたくてもできなかった。それにこの時代、スクリーンショットでなんでも行けると思っていたのが甘かった。
モンテネグロに行くまでの道は山道が多く、ところどころ街並みも見ながら、次の旅はどうなるかと想像を膨らませていた。アルバニアは街を散策できなかったから、今度来たときはゆっくり散歩してみたいと思った。ただ、あのバス運転者に会うことは御免である。
編集者;あさり





