wacana

wacana

wacanaの活動状況と近況。

wacana

mail → wacana.na@gmail.com


Amebaでブログを始めよう!
長い時間をかけて積み重なっていくのは、
鍾乳洞とか、成果とか、都合のいいものばかりではないらしい。

思考の癖だとか、行動の積み重ねだとか、
知らず知らずのうちにそんなものに自分が固まっていたんだなぁと思う。

何年も、身動きがうまく取れないと感じていた。
何も生み出せなかったし、
何が好きだったのかわからなくなったり。
目に入るものや、音楽も、なにも受け入れられなかったり。
それは、つまらなくて、気力も湧かなくて、自分のエネルギーだけが地下にある火山のようにボコボコしているような。

だから、何度も何度も、
ひっかかっていそうなポイントに、
立ち返り、立ち返っては、また立ち止まり。
本当にそんな感じだったと思う。
そんな表面的な事ではなく、もっと根本があることもわかっていたんだけど。
それでも、そうして出てきた表面的な事に少しずつ立ち返りながら、
最近は少しだけ、
人のため(自分のため)に絵を描けたり、
怖がらずに人と繋がることに嬉しさを感じたり、
また音楽が聞けるようにも、なってきたところでした。

本当に突然だったけれど、凝り固まっていた核心がわかりました。
こんな風に、本当は我慢していたんだなぁと。
自分でも大丈夫だと思い込んでいたり、
別の感情で見えにくくなっていたみたいで。

今まで気が付かなくてごめん。と、
言えた瞬間から、久しぶりにぼろぼろ泣けてきました。
色んなこと、たくさん思い出して、、
悲しかったこととか、嫌な気持ちがぼろぼろ崩れていくみたいで。
ブレイクスルーって、こういうことなんだね。

ようやく受け止められたような気がします。
すこしまだドキドキはしていますが、
大きな呼吸がしっかりできるような、安心感のような。
そんな気持ちです。


これからまた、
自分の世界とか、感覚とか、
ちゃんと大切にしてあげようと思います。





クリスマスが近づくもんで、
申し込んだワークショップの卵オーナメントの絵を何にしようかなぁと思い悩み中。
何かいい案が無かろうかと、
ピーター・シスの「星の使者 ガリレオ・ガリレイ」や
浦和の古本市で出会った「クリスマスの12日」や、
ベン・シャーンの画集を久しぶりにめくっています。
先週、部屋を冬仕様にしたので、
ぬくぬく もこもこ  の中でのこういう作業は至福です。
もちろんあったかいお茶が欠かせません。

そうこうしていると思考は脱線しますが、
ベン・シャーンの絵には意識を止められてしまう。
あの、展覧会ほどのインパクトは画集にはないけれどね。
でも、彼が  愛したもの  憎んだもの  を伝えようとするエネルギーに圧巻されてしまう。
なんというか、  圧倒的 なんだ。
すごく うらやましい と、思う。
エネルギーと、表し方や伝え方が寄り添っている事に。
だから、 それは もっと力を増している気がする。
私は、こんな作家を他にはあまり知らない。

ラッキードラゴン が今だからこそ尚、警鐘を鳴らしている事も、
誰しも 盲目の植物学者 になりうることにも。
福島のことはもう少し考えないといけないな。
今は、盲目の植物学者ではないと思っているけど、やっぱりゾクっとしてしまう。

でも私は、「マルテの手記」シリーズや「クリスマスの12日」シリーズのような愛に溢れたものが好きだ。

前から思っているのだけれど、人の頭の中は、
ミッキーマウスもMicrosoftも生み出せるのに、
不安ばかりのおばけとか、卑屈さとか、そんな物も生み出すわけで。
それなら、自分のベースはミッキーマウスとかね、そういうのに頭を使いたいと思う。

それだけを考えてたいと思っていたら、現実問題を見つめられなかったから気をつけないといけないけれど。

やっぱり、人の愛と、創造性と、憎しみと問題を投げかけ続けたような、
そんな作家だから、好きなんだ。


*********************************************************

オーナメントは、三羽のうずらとお星を使って作ろうかと思う。
りんごの木も捨てがたいけど。



口にすると言うのは不思議なもので。
口に出してみたら、本当の事になりそうな気がします。
恥ずかしいけど、楽しい。

ここのところ、
同じ言葉で話せているような気持ちで、過ごしています。
こんなのは久しぶりなので、嬉しい。
嫌な話や、感情の事だって、
そんなもんだよ。と。
ふたをしないでくれて、安心しました。

私も、そんな風になりたいな…   と  少し思う。
色んなこと受け入れたり、受け流せたりする、
うつわがいい。


ところで、秋です。

{15281CEB-336C-4A92-85E4-EAF8F0C073E1:01}

急に寒くなったので、部屋を冬仕様にしました。
冬支度をするのは、どうして毎年楽しいんだろう。
家があったかいって、幸せの一つじゃないかと思う。
あったかい飲み物を飲もう。

最近は、どんな景色を見れているんだろう。
毎日へとへとのくたくただ。けど。
人を頼れたり(この人なら頼れるって思えたり)、
ささいなことを喜ばしあえたり、
得意なことを生かせたりするのは、
なんのかんの、幸せなのかもと思う。
生きてる感覚を目一杯感じながら、生きてる気がする。

昔の人と、偶然またあったり、誘ってもらえることが多い最近。
結構、不思議な感覚です。

どうしてだろう。          と、思う。

でも、何かが引っかかったんだとしたら、
それはとても嬉しいと感じている。

音楽も、いっぱい聴けるようになった。
今まさしく、何かが、変わっていってる。
そんな感じがする。

いっぱい、人と関わりたい。
なるべく、色々行きたい。
話をして、話をして、

考えることが、楽しいのかもしれない。


留学生の子と仲良くなりたい。
シェアしてみたい。
カルディとパン屋で働いてみたい。
美術やでも。料理屋でも。
大好きなあの場所でも。働きたい。
ふわふわと。
怖いけど大好きなことに、飛んでみたい。

そんな目を。
しないでほしい。

だから、好きな人たちの前では、
にーっと笑う。

そんなにも顔はさみしいままだった。

また、笑おう。


自然の中で。
何か一つ取りに行きたい。
おいしい水を組んで、
まきを燃やして。
特別のお茶をのみたい。
牧場に行きたい。

宝箱みたいだ。

なんだか今、幸せなんだ。