【7/31 晴れ】 8時ごろ起床。片付けて、管理棟に行き、料金を支払う。快適なキャンプ場であった。
輪島市に向かう。まずは朝市。カーナビでおおざっぱに検索すると『道の駅輪島 ふらっと訪夢』なる施設に着いた。ここでパンフレットと、詳細な地図などを貰う。再び車を走らせ十数分、朝市用の駐車場に到着。300円だが、”
午前中に出なければ無料”になるらしい。よく意味が分からなかったが、ようするに昼ごろにはほとんどの店が閉まる。そうすると混雑も解消されるので、それ以降は駐車場は無料で開放される、ということらしい。このような観光地にあって、素晴らしいサービス精神だと思う。たかが数百円でも、数百台の車が、それも毎日出入りすれば、一体どれほどの金額になるのか。300円のために観光を諦めるひとは、まずいないだろう。つまり時間にかかわらず強制徴収すれば、相当の儲けになるだろうに、それをしない。小さな感動を覚えながら駐車場を出ようとすると、1人の男性に声をかけられた。輪島塗のお店の、呼び込みらしい。時間があれば寄ることにして、チラシをもらって歩きだした。
どこになにがあるかわからないので、メインの通りを真っ直ぐ行き抜けることにする。おっと、朝食がまだだ。どうせなら海鮮丼のようなものが食べたいが、どこも1500円くらいする。これくらいは仕方ないのか、と諦めかけた時。

『朝市さかば』というお店の看板が目に入る。海鮮丼はやはり1500円だが、能登丼は700円。お店に入って、さっそく注文(実際は券売機)。席について、待つこと暫し。

ご飯の上にとろろ、卵黄、刻み沢庵、しそ、旬の魚(今回はヒラマサ)、白髪ねぎが載っている。お吸い物の海藻がなにかは聞かなかったので、不明。マツモに似ていた気がする。さらに、箸も持ち帰っていいという。持ち帰るようでしたら割り箸を使うといいですよ、と言われ、そうすることに。ヒラマサ、というのは聞き馴染みがないが、見た目も味も、ブリに似た魚らしい。とても美味しかった。店名のとおり美味しそうなお酒もあるが、我々は車である。残念。
お店を出て、ぶらつく。と、すぐに呼び止められた。”
いしる”という調味料を売っているお店だ。話を聞くと、どうも魚醤のようだ。勧められるまま試食? 試飲? をさせてもらう。ナンプラーほどの臭みはない。
新鮮そうな魚もたくさん売っている。是非買って帰りたいところだが、夜のBBQまではもちそうもない。とにかく暑いのだ。北陸といえばなんとなく、1年中どんより曇っているイメージだったのだが、強烈な日射しで気を付けないとすぐに日焼けしそうだ。これはたまらんと、日傘の下に潜りこむ。ふらふらと歩いていると、『なつめの店』とある。さきほど駐車場でもらったチラシの店だ。
店内には箸、お椀、お皿、マグなどの食器から、ケータイストラップやスマホケースなど、各種漆器が並んでいる。価格も数百円から、ガラスケースに入った百万円超のものまで様々だ。
正直なところ、家に不足している食器はない。けれど無料で名入れをしてくれるというし、記念に箸を2膳と汁椀を1つ買った。するとおまけに、白木の箸を3膳つけてくれた。さきほどの能登丼のお店でもらったものと合わせて、7膳。支払いを済ませ、そういえば買い物をすると駐車場の無料券がもらえると書いてあるが、と聞くと、すでに12時を回っているので無料です。と言われる。駐車券の代わりに、これ付けときますね。店員さんはさらに3膳の箸を袋に入れてくれた。合計10膳。商売でもないのにこんなに箸を持ち歩いている人間も、そうはおるまい。
さて。朝市は終了ということで、次はどこへ行こうか。ぶらぶらしていると観光案内所らしきがある。入って、無料の冊子をもらう。近くに
足湯があるようだ。もちろん無料。

入るとおばあさんがいて、いやー、どえらい暑さですね、などと言い交す。お湯が、これまた熱い。だが暫く浸かっていると、不思議とスッキリ、リフレッシュした気分。
足早に車に戻る。次の目的地は、定番の観光地の中から、白米千枚田に決定。途中コンビニなどに寄り道しながら、13:20ごろ到着。

なかなかの絶景ではあるが、そういつまでも眺めてはいられない。早々に、冷房の効いた道の駅に飛び込む。ひー。

なんでもお金さえ払えば、誰でもあの田んぼのオーナーになれるそうである。詳しいことは、ネットで調べられたし。十分に涼んで、また棚田を眺める。長い階段を下りて行く人もちらほらいるが、どうしてもそのような気力が湧かない。さらに数分眺めて、もういいか。車に戻る。お次は”
輪島市黒島天領北前船資料館”へ。15:00ごろ到着。

古い町並み
が。入口は固く閉ざされ、御用の方は角海家まで、という案内がある。地図を頼りに、その角海家まで歩く。
中に入り、番頭さんのような人に、資料館を観たい旨伝えると、この角海家の見学とセットだと料金がお得であるという意味のことを言われ、改めて辺りを見回す。玄関からもその豪華な調度品の数々が垣間見える。当時北前船で莫大な財を成し、栄華を誇った人々の生活に興味を覚えたが、この後もそれなりに長い移動がある。今回は資料館だけで、と告げると番頭さんとは別のおじさんがどうぞ、と先に歩いて案内してくれた。
再び資料館の前へ。鍵を開け電気を点けて入館する。当然、我々の他に客はいない。おじさんが先に立ち、口早に足早に展示品の解説をしてくれた。が写真撮影はNGで、実際に使われた曳山(山車のようなもの)、立派な金庫、イカリがあったことくらいしか思い出せない。出入り口にあった資料をもらって、退館した。
【
輪島市黒島天領北前船資料館】
※ホームページを見ると2011年に閉館した、と書いてあるが、2015年7月31日時点では見学できた。訪問の際は事前に問い合わせたほうがいいかも知れない。
入館料:300円
休刊日など:不明
駐車場:あり
次は鳴き砂の浜とも呼ばれる、琴ヶ浜へ。
16:00過ぎ、到着。日差しはいや増して強く、帽子、サングラスなしではキツい。駐車場のそばにお店がある。お酒もあるようだが、このような場所に徒歩で来れる人がいるだろうか? どのようなひとがここでお酒を飲めるのだろうか、などと考えながら浜に下りる。
しばらく漫然と歩き、あ、ここは鳴き砂の浜ではないか。その割には何の音もしないな。その場でネットで調べる。と、裸足で歩くといい、とあるのでサンダルを脱ぎ捨て歩く。音はしない。歩き方にコツがあるのだという人がいる。すり足になったり足の指で砂を掴むようにしたりいろいろやってみるが音は鳴らない。時期やタイミング次第だという人もいる。いまは時季ではないのだろうか。

少し散歩して、引き上げる。頭がぼうっとして、海側の写真を撮り忘れた。砂浜はごみも少なく、泳ぐのによさそうだ。トイレと水道はあったが、シャワーがあったかは忘れました。
次の目的地は、”千里浜なぎさドライブウェイ”。
砂浜を車で走れる、とか。けっこう距離があるので、途中の8番らーめんで遅めの昼食。

8番らーめん
こちらではよく見かけるチェーン店。野菜多めが嬉しい。値段も安め。近所にあれば利用したいところ。

”猫の目”なる交差点
走っていると、
巌門→ という看板が見え、なにかな、と立ち寄ることに。駐車場に車を停め、案内板を見ると、能登金剛と呼ばれる海岸線を見て回る遊覧船が出ているようだ。

営業は終了しているらしく、人影はない。そばに物見台の如きがあって登ってみる、とベンチに2人連れがいて缶チューハイを飲んでいる。曖昧に会釈しつつ横切り、階段を上る。

あまりぐずぐずしていると、日が落ちてしまうな。すぐ車に戻る。
18:00前に到着。
おおお。海が近い! 確かに、波打ち際と言っていいくらいの近さである。
車を降りて、夕日で遊ぶ。

真っ直ぐな道が続いているので、時間があればだらだらと何往復もするのも楽しいかもしれない。
日が落ちることだし、これにて本日の観光は終了。あとは風呂と夕食と、寝る場所を探さねばならない。近くに温泉はないかと調べてみると、”ユーフォリア千里浜”というのが出てきたので、向かう。
広大な駐車場に車を停め、建物を見る。窓ガラスの中に大きな滑り台が見える。プールやトレーニングジムもあるようだ。入って靴を脱ぎ、券売機を見る。おとな460円。僕は券を買わずに、受付に行った。輪島の観光案内所でもらった”ぶらり能登ガイドブック”があったからで、なんとこれを見せると2割引きと書いてあったのである。その効力は確かで、460円→370円にディスカウントされたのだ。
さて浴場内だが、幾分昔のことなので、忘れてしまった。かなり広かったのは覚えている。待合スペースも広くてのんびりできた。
【ユーフォリア千里浜】
営業時間:10:00~22:00
定休日:水曜日(祝日の場合翌日)、元日
料金:おとな460円
コインロッカー:あり(百円返却式)
浴場内水飲み場:あり
駐車場:広い
清潔度:★★★★☆
車に戻り、キャンプできる場所を探すべく、グーグルマップを見ていると。あった、道の駅 高松。途中コンビニで食料を調達し、向かう。ナビに従い行くのだが、少々道がややこしい。なんとなれば道の駅 高松は、位置的には高速道路上にあり、しかし一般道から行けるようになっており、さらに登り側が里山館、下り側が里海館と2つの建物に別れていたのだ。そこのところがよくわかっておらず、我々が着いたのはどうやら里山館のようだった。一般道用の駐車場は、広くはない。2台分ほどしかないスペースに、なんとか駐車することができた。
目の前には広大な海。だが真っ暗なので、どちらかというと怖い。そこまで近くないけれど。その海と道の駅の建物の間に、きれいな芝生がある。テーブルとイスもある。明かりはないのでランタンを持ってきて、ここで飲み食いする。お店はとっくに閉まっているが、トイレは24時間開放されているようだ。ありがたい。歯磨きなどもして、テントを張り、就寝。
・・・

千里浜で拾った貝殻。桜のような模様がクッキリ