ボスは猫エイズといわれる猫の不治の病のウイルスを持っています。
それを承知で家に招き入れ、私にとってはかけがえのない家族となりました。
元野良猫なのに、すごく人懐っこく、家にいる時はいつもべったり。
彼の愛には夏の暑い時期でも関係ない。
いつでも私の側を離れません。
ボスとの生活も数年経ち、久しぶりに歯のチェックをすると、犬歯が抜けそうになっているのを発見し、近くの大きな動物病院に向かいました。
病院で診察の際には、猫エイズの話もしました。
歯周病治療のために、痛み止めと抗生剤を出して頂き、それを毎日朝と夜に飲ませる事になりました。
ボスは食欲だけはあるので、薬はご飯と混ぜたらなんなく飲みます。
そんな薬を飲む生活3日目の朝、私が起きると夜食べたご飯を全て吐いており、具合悪そうにしているボスがいました。
最初は食べすぎかな?と思いましたが、食欲戻らず、また病院に連れて行きました。
病院では脱水と栄養を与えるためと、抗生剤を点滴する事となりました。
その日はそのまま帰りました。
猫エイズに投薬は難しいというネット情報もあったため、薬が排出されれば、また元気なボスに戻ると信じて、私はそこから2日間はボスを病院には連れて行かず、流動食を与え、柔らかいパウチのご飯も与え、回復を待ちました。
少しずつ食欲が戻り、元気になってきた気配を感じたのもつかの間、
今度は過呼吸のような症状になり、常に呼吸の早い状態に。
さすがにこれはと思い病院に連れて行こうとした瞬間に、痙攣の様な、錯乱した状態になり、その場をぐるぐる回り、ヨダレを垂らし、失禁し、唸り声を上げました。
大急ぎで病院へ。
いつもとは違う先生に見て頂き、鎮静剤を打ち、酸素室に入る事となりました。
脳圧を下げる点滴を打ち4時間程、病院で安静にする事になりました。
迎えに行き、夜は帰宅して家で過ごせることに。
眠らずの看病のため、私はずっとボスと一緒にいました。
まだ食欲が完全に戻っていないので、次の日も朝から病院に行き、脳圧を下げる注射をして、また夜に同じ注射をして頂いてから、迎えに行きます。
病院ではまだ血液検査の結果待ちで、何が原因かはわかっていませんでしたが、症状抑えるために脳圧を下げる薬と水分と栄養を打って頂いていました。
その発作の原因として考えられるのは、コロナウイルスか、トキソプラズマか肝機能不全との事でしたので、コロナウイルスとトキソプラズマの検査結果待ちでした。
検査結果が出るまで1週間近く、ボスは戦い続けていました。
自分では具合悪いと言えないので、こちらが感じ取るしかありませんが、まるで違う猫なんじゃないかと思うくらいに、弱っていました。
薬の影響もあると思いますが表情も、動きも弱々しく。
私がしっかりしなきゃと思うのですが、ボスとの時間を思い出しては、泣いてばかりいました。
ボスの方がきっとしっかりしていて、立派だなぁと思います。
ここから、ボスの闘病生活の始まりでした。


