13年前、パパさんが脱サラして自営業を初めて営業開始した店舗がここにありました。

そして今、更地になりました。

ちょうど上の子が産まれた月にパパさんも営業開始でしたので、実家の方で出産し、自宅に戻った後子どもが5カ月頃に私も店を手伝うようになって、家事を済ませ、リュックにパソコンと書類とオムツや粉ミルクや着替えを詰め込んで、右手に乳母車、左手に上の子を抱え、バスでここの店まで通う毎日を送っていました。
下の子をお腹に宿したときには、大きなお腹で2升の米の入った炊飯釜を抱えたりしつつ狭い調理場をパタパタして、お客さまから大きなお腹のおかみさんとか言われながらここのお店で活動していました。

たくさんのアルバイトの子達やたくさんのお客さま、そしてたくさんの出逢いもあったお店でした。

今から6年ほど前に何やらあやしげな男性がお店に挨拶に来ました。ご近所でも、取り壊しの話がチラホラ聞こえるようになって、なにかが動いているのが分かりました。そんな時に、近所に空き家が募集していて、思いきって動いたのが今の店舗です。

やはり最初の店舗には、笑ったり泣いたりとたくさんの思い出が詰まっていたので、移転してからも通るたびに見つめる場所だったけれど、今はとうとう何もなくなっちゃったんだな・・・と、寂しい思いでいっぱいです。
また、この場所には幼い頃からよくお買い物にも来ていたので、その全体の景色も無くなってしまって、寂しいです。

ここには今度、市民会館が出来ます。どんな風景になるのかな。







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