元を断とう | 食育・菜園・お料理・暮らし w9w9miyochanわくわく奮闘記

食育・菜園・お料理・暮らし w9w9miyochanわくわく奮闘記

日々の暮らしの「わくわく」を綴っています

一年くらい前のある朝。
身支度しながらチラ見してた朝のテレビのニュース。
気になるニュースが2本。
海に流れ出すプラスチックゴミ問題と、
コンビニの食品ロス問題。

プラスチックゴミ。
流れ出してしまったゴミを回収するのは不可能。
マイバッグやマイボトルを使うといったゴミを出さない工夫が必要と、
インタビュー受けてた研究者の方がおっしゃっとられた。

子供の頃には既にスーパーがあったけど、
レジ袋は紙製やった。
持ち手のないただの紙袋。
濡らすといともあっさりと破れよる。
せやからヤバそうなもんは、
袋に触れない真ん中やら上に入れるように気ぃつけとった。
町の個人商店での買い物には、
必ず買い物カゴ提げて行く。
自転車で売りに回るお豆腐屋さんのラッパが聞こえたら、
鍋やボウルひっ掴んで走ってく。
それが今や、
スーパーのレジ袋も個人商店も売りに来はるお豆腐屋さんも、
プラ製の袋やパックになった。
持ち帰った後は全てゴミ(一部はゴミ袋になってくれるけど、いずれにしてもゴミ)。
7月からレジ袋の有料化が義務付けられた。
みんなちゃんとマイバッグ持ってきてはるやん。
やればできる感マックス。

ペットボトルなんぞはもちろんなかった。お醤油もお酒もコ◯コーラも全部瓶。
酒屋さんに持ってくと保証金を返してくれる。
学生時代、貧乏学生集団やった友人たちと手分けして、
下宿裏にほっぽってあるそれらの瓶を拾って(盗んで?笑)回って、
宴会代の足しにしたっけ。
それが今やペットボトルの氾濫。
街で簡単にお茶もお水も買えるから、
水筒忘れても大丈夫。
でも飲んで済んだらそれはゴミ。
ペットボトルもどないかできるんちゃう?
有償化とか罰則制とかにせんでも、
レジ袋の一件で、
日本国民全部がプラスチックゴミへの関心に変化を起こしてるはず。
レジ袋だけがプラスチックやないねんから…。

とは言えペットボトルに関しては私らに選択肢はあんまない。
コ◯コーラどころかお醤油もお酒も、
みんなペットボトルになってもうた。
できる事はゴミになる時分別するくらいかな。
どないかならんかな。

もいっこのコンビニの食品ロス。
こん時のニュースはコンビニから出る食品ロスについてピックアップしとったけど、
実は日本の食品ロスは半分以上が家庭から出とる。
私もやってんけど、
一番多いのんは小売店から出るやつやって思てる人多いんちゃうかな。
意外やった。
(最新の情報では逆転してたかな?)
小売店の食品ロスは私らが直接どないかしてすぐにどないかなるもんやないけど、
家庭からのんはどないかできる。
すべての家庭でほんのちょっとどないかしたら、
もっすご変わんねんけどな。
出てしもたロスをどないかするより、
ロスを出さない工夫。
できる思うけどな。

ニュースはロスを値引き販売したりSNSでロスりそうな商品を探して買えるシステムを紹介してたけど、
そもそもの在庫が多ないかい?
いつもぎっしりあるから、
消費期限が先の後ろの商品から、
めっちゃ手ぇ伸ばして持っていくおばちゃん(最近おっちゃんもよく見かける)が現れる?
いつお店に行っても絶対ある必要はない?
まあ、生活様式が激変してるから、
夕方に商品がないっちゅうのは経営上あかんかわからん。
あっこのお店、
夕方は売れてしもてあれへんからこっち行こってなるもんなぁ。
出てしもたロスをどないかするより、
ロスを出さない工夫ってのはムズいのかね。

ちなみに奥から商品を取る方。
あれやめましょうよ。
見ててめっちゃやらしいで。
食堂でも時々パック飲料をそないして取る子がおるけど、
「あんた今日飲むんやろ?
そんなんしたら堺さん困りはるやん」ってゆってくれた子がおった。
思わず拍手してハグしてしもた。
そもそも賞味期限消費期限に捉われすぎや。
売る側は遵守せなあかんけど、
買う側は柔軟さがいると思う。
消費期限◯月◯日12時で、
ピッ、ピッ、ピッ、ポー(時報)、
はい、腐った〜やないし。
目安や目安。
納豆もヨーグルトももともと腐っとる(失礼、正確には発酵)やんっちゅう私は柔軟過ぎやけどな。

先日の新聞記事。
世の中は大きく、かどうかは知らんけど、
確かに動いてはいる。
いいんでないかい?

この記事の最後の方の「五感で云々」
気に入りました。
そう、
うちらには目も鼻も口もある。
目で見て鼻で匂い嗅いで口に含む技がある。
私はどっぷり昭和でどっぷりおばあちゃん子なので、
おばあちゃんが青カビの出た食パンのそこだけチョチョイってつまんで焼いて食べたり、
「ワラジ履きかけてる(=旅に出ようとしている=腐ろうとしている)」って言いながら火を入れたおかず食べたり、
そしてもちろん食べさせられた。
冷蔵庫はギリギリ上に氷入れて冷やす金庫みたいなんではなく電気冷蔵庫やったけど(金庫みたいなんはおままごと用に外にほっぽってあった)、
今みたいに大きな冷蔵庫ではないから冷蔵保存は限られるし、
1ドアで製氷室が冷蔵庫の上の方にチマってあるだけで冷凍庫がないから、
冷凍保存ってのんもない。
ラップなんてもんもないし、
タッパーは出始めでお高かったのか、
うちにはほとんどなかった。
残ったおかずやらは布巾かぶせて「はいちょう」っていう前扉が網戸になった戸棚に入れたり、
柄のない傘(素材は網状)みたいなやつをカパって開いて食卓に置いたおかずにかぶせたりしてた。
でもそれらを食べてお腹壊したことはない。
今にして思えば火を入れて腐らないようにするのはもちろん、
腐ってるレベルや腐る原因の本質をちゃんとわかってたんやね。
まあ当時と今では気温がちゃうけどね。
何より大事なのは、
決して食べ物を粗末に扱ってなかった。
炊飯器は今みたいにご飯粒がくっつかないやつやないから、
家族みんなにご飯をよそって、
最後はおばあちゃんが内釜にお茶注いでしゃもじでこぞげとって食べてくれてたなぁ。
時折おこげが入ってておいしそうやった。
あ〜、色々思い出してきて止まらへん。
そしてどんどん長文に。
そしてだんだん話が逸れていく。

結局何が言いたいねん。
プラスチックにせよ食品ロスにせよ、
つまりはゴミやね。
法令化やコンビニさん企業さんの取り組みも大歓迎やねんけど、
うちら非力やけどいっちゃん数の多い一消費者が、
ゴミを出さない気持ちを持とうやないかってこと。
砂粒ひとつくらいゴミが減ったところでどうやねんやけど、
砂粒が積もれば山になるねんで。
ゴミになるもんを買わない。
食べものもほかさない。
そもそもの元を断つ。
私はやるで。
難しいことないし続けられそうやしお金かからんもんね。
リアルに貧乏やけど心は豊かに。
リアル貧乏メンタルリッチ。
セコいはエコい。
だから長いって。
早よ終われよ。
失礼しました〜😁