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感染廃病院調査報告書
事件が起きたのは昭和60年12月頃の話。
病院での「臨床実験」の期間の出来事である。
ある患者のウイルス治療のため、新開発のワクチンを投与。その数日後患者の容体が急変。死亡してしまった。
このワクチンを投与された患者は、体全体は深い紫色に変色し、痒みがあらわれ、その部分は水泡ができ、爛れ、爛れた部分は腐ってしまう。
そして、人間の「感情」「理性」を失ってしまい、本能のままに動いてしまう。
特に「食」に関しての欲に強く反応し、動物、人間構わず噛みつき食べてしまう。
噛みつかれた者はウイルス感染し、噛みついた者と同じように感情を失い、本能のままに行動する。
この行動が繰り返される。
「ゾンビ」になるのだ。
そして、ゾンビ達は暴れだし、医師や患者に噛みつきゾンビを生む。多数の死者を出した。
病院のあるこの街は、ある薬品会社の恩恵を受けていた。
この薬品会社があることで街は活性化され、街の人たちは豊かに暮らしていた。
だが、事件は薬品会社の大失態だった。大失態にもかかわらず、倒産は免れた。薬品会社で街が成り立っていたので、薬品会社の失態は全て病院側に押し付け、市長は薬品会社を汚い金で守った。
病院で起きた事故は隠蔽され、世に明かされることはなかった。
調査を終え、この事件の調査内容は公表するか否かは、私の調査会社で現在検討中である。
以上。