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感染廃病院調査報告書。
さまざまな薬品、薬剤がたくさんある。
棚から落ちた薬品の瓶が割れていたり、調合に使っていたであろうビーカー、やメスシリンダーなどが散乱している。
床に薬品、クスリなどの資料を発見した。その中に一冊ノートが混じっていた。
昭和59年12月2日
毎日こんな物の作って何をしようってんだ・・・。
今日もこの中で1人体調崩して運ばれていった。この薬を作り出して半年、4人が医者に運ばれていった。4人ともあれから帰ってこない。医師に確認をとっても「容態が悪くなりこの病院では治療できない。別の病院で治療している。4人とも容体は安定している」何回聞いてもこの返答。
だいたい想像はついてる。
俺たちはこんなもん作るためにこの仕事してんじゃねんだ。
昭和60年1月10日
入院中にもかかわらず奇病の患者が出てきた。しかもその患者、この薬打ってからなんだよね。
体がやたらかゆいだの、記憶が無いだの。しまいにはデカい声で「うーうー!!」ってうなってやがる。
医師は「薬の副作用」なんて言ってるが、そんなわけねえ。
実験は成功?まさか・・・。あんなになっちまったんだ、失敗だぜ・・・。
昭和60年6月13日
1月にあった事件に似たことが半年で10回。やっぱりあの薬を打ってからだ。しかも、今回は過激に暴れて看護婦の足に噛みついたらしい。あの看護婦ヤバいだろうな。
この実験、失敗だな。
最近体がかゆいし吐き気がする。俺ももう長くないだろうな・・・。
昭和60年6月30日
あの看護婦だ。薬剤室で暴れやがった。あの眼はいっちまってる。なんとか取り押さえたが、俺や同僚は噛みつかれ血まみれ。やってられねえ。
薬剤室であったこのことは無いことになってるみたいだ。ま、当然か。
昭 60 7月1 日
噛まれた と ころ 爛れ て き がった。
だめ だ 。も う もた ない。
しょ 6 ね7
うま か った です
このノートは重要な資料になる。
この廃病院でいったい何があったのか?
随時調査内容を報告します。
『感染廃病院③』はこちらから。
http://s.ameblo.jp/w650-1004/entry-12049896098.htmlでは次回。