先制医療が今の日本での医療のあり方になってきました。病気になってから処置するのではなく、病気にならないようにする、また病気になるのを先に延ばしたり、症状を軽くする、といったことに注目しています。高齢者になると、病院に通わずに済んでいる人は少ないようです。今や糖尿病患者は高齢者に限らず、子供にも広がっています。食生活の変化がこのように病気に関わってきているのが、現状ではないかと思います。

そのために先制医療の現場では、いかに便利なものを活用していくか、生活の中に取り入れていくかといったことも重要な課題になっています。特に食生活の改善によって多くの病気を予防することが出来ます。分かっていても病院ではなく、自宅で自分の食事を管理するのはとても難しいものです。そこでスマホなどを用いた食事管理が出来るアプリ開発が注目を浴びています。

今までは食事の品目を入力して、カロリーや栄養素を算出するものでしたが、最近では食事の写真を撮るだけというものもあります。これであれば面倒な手間が省くことが出来ますし、自宅でも簡単に活用することが出来ます。今後は更に精密なアプリ開発が求められていますが、医療機関との連携も可能になればより便利になるのではないかと思います。毎日のデータを病院に送ることが可能で、指導を受けることも出来ます。高齢者になればなるほど、このような便利なアプリが必要になってくると思います。また毎日送信されるデータが届かないということがあれば、事件を未然に防ぐことにもなるでしょう。スマホが出来ること、アプリ開発者が出来ることは、これからもまだまだたくさんあるように思います。