スーパーマンとは


1938年にアメリカで刊行されたコミックに登場した世界初のスーパーヒーローである。表向きは平凡な市民だが、悪党による事件や事故が起こった際にスーパーマンに変身して物事を解決していく。

当初この作品は「そんな荒唐無稽な主人公の話が読者に受けるわけがない」と編集部からボツにされ続けていたが、連載をしたところ思いがけない反応があったので続行する経緯に至った。


スーパーマンは空を飛べない?

1979年の実写映画では空を飛んでいる場面が印象的だが、本来の設定では空を飛べない。

1938年のコミックでは自動車を持ち上げる怪力や弾丸も弾き返す驚異的な肉体の描写はあったものの、空を飛ぶシーンは一度もなく、移動に関してはバッタのようにピョンピョン建物を上をジャンプして移動していた。わかりやすく言うと忍者ハットリくんと同じである。

1940年代にアニメ化する際に「ピョンピョン跳ねる動作はアニメにしにくい」とアニメーターから意見を受け、解決策として「スーパーマンは空を飛べる」という設定にした。コミックでも空を飛ぶ描写がなされるようになったという。


確かにスーパーマンは空を飛べなかった。