金子みすゞとは


本名金子テル。1903年、山口県生まれ。明治生まれでは珍しい高卒。「みんな違ってみんな良い」という言葉があまりにも有名。1984年に岩波文庫から刊行された「日本童謡集」から瞬く間に世間に知れ渡った。


離婚問題で自殺?

1926年にみすゞは22歳で義父の経営する店の番頭の男と結婚し、娘をひとりもうけた。

しかし夫はみすゞの兄弟との不仲から義父から冷遇されるようになり、女性問題を原因に最終的に店を追い出されてしまう。

当初、みすゞは夫に従ったが自暴自棄になった夫はみすゞに詩の投稿と詩人仲間との文通を禁じた。さらにみすゞは淋病 (性感染症のひとつ) にかかってしまう。

1930年2月に夫と正式に離婚。娘の親権はみすゞが持っていたが、夫が親権を強く要求するようになり関係が悪化。

そして3月10日未明にみすゞは娘の親権を自分の母親に託すことを懇願する遺書を書いて服毒自殺。享年26。

ちなみに・今も娘さんはご存命だそうです。