欽どこ とは
正式名称「欽ちゃんのどこまでやるの」。1976年から86年までテレビ朝日で放送されたホームドラマ形式のコント番組。メインは萩本欽一と真屋順子。
特にわらべや見栄晴が出演していた1982年後半から85年初頭までの2年間はいわゆる全盛期であり、年間平均視聴率は30%に到達し、ヒット番組のなかったテレビ朝日のドル箱番組になった。
打ち切りの決定打とは?
1985年になっても20%以上をキープしていた「欽どこ」にも転換期がきた。それは萩本欽一の芸能活動セーブである。
「視聴率100%男」の異名があり、番組を多数抱えていた欽ちゃんは「人気をキープすることに限界を感じた」「アドリブに任せた仕事放棄とも捉えられる番組が増えて嫌気がさした」とし、半年ほど芸能活動をセーブしている。
「欽どこ」は主役がいない状態で番組を続行しなくてはいけなくなり、さらに欽ちゃんと同時に真屋順子と見栄晴も降板してしまったため、コサキンと新たなキャストでリニューアルする処置をとった。
メイン 関根勤 小堺一機 (クロ子とグレ子)
サブ 男闘呼組 (デビュー前のバック時代)
高部知子 → 倉橋ルイ子 (のぞみ)
倉沢淳美 → 鳥居かほり 野咲たみこ (かなえ)
高橋真美 → 別所みつよ (たまえ)
見栄晴 → 長浜芳弘 (長男)
リニューアルは大衆に受け入れられず、視聴者離れを引き起こし、一気に視聴率は全盛期の半分以下に低迷。夏についに一桁になってしまう。コサキンと欽ちゃんの技量の差が露呈してしまう。
85年秋に欽ちゃんが復帰するも休養前とは一変して視聴率が取れなくなり、86年夏には視聴率が6%台にまで下落したため9月に打ちきりになった。
結論・迷走は打ち切りへのカウントダウンの始まり?