ビートルズとは
1962年にイギリス・リバプールにて結成された音楽バンドのことで、1960年代の世界の音楽界を席巻。全米でも人気はすさまじく、チャートにランクイン。1966年に来日し、コンサートを録画した番組の視聴率は世間からの注目もあり56%を記録した。1970年に解散している。代表曲は「HELP」「Love me do」「Yesterday」「Let it be」など。
収入の9割を税金として支払った?
当時のイギリスでは富裕層に対して膨大な税金を支払わせることが行われていた。社会保障を充実させるためである。
1960年代半ば、イギリスのみならず近隣諸国やアメリカにまで人気が広まり、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いだったビートルズに多額の税金の支払いを命じた。
イギリスではコンサート会場の外には大勢の熱狂的ファンがつめかけて近所迷惑だと抗議が来たり、チケットを取るために3日前から未成年がずっと販売を待ち続ける光景が見受けられたりと人気上昇が問題視されていた。
アメリカの番組に出演すると視聴率は50%を超え、警察によると放送時間だけは窃盗などの犯罪発生率が激減したという話もある。
ビートルズの作詞作曲を手がけるジョンレノン、ポールマッカートニーには約10億円もの税金が課税され、他の2人にも数億円単位の税金が課せられた。
しかし10億円などほんの一部に過ぎない。コンサートのチケット料、レコード売上、グッズの売上などを計算すると軽く3桁は行ってしまう。
その結果として、イギリス王室から大量の外貨獲得を賞賛された。MBE勲章(大英帝国彰勲章
)が贈られた。
ちなみに日本に来日した時はさほど日本では人気ではなかったそうだ。むしろ洋楽を嫌う人の方が多く、「武道の聖地でロックとは何事か」とデモが起きたのはそういうことだろう。中学生にも分かりやすく言うと、今でいうところの「ジャスティンビーバー」みたいなことだろう。当時、小林旭や加山雄三などの純日本人な感じの「男前」がトレンドだったため、洋楽はジャンルの一種でそんなにメジャーではなかった。
確かにビートルズは多額の税金を支払わさせられた。