みやぞん。本名、宮園大耕。

今や誰もが知るタレントであり、天然がゆえのトンチンカンな発言や行動、それを跳ね返すような抜群の運動神経で人気絶好調である。子供たちの人気ナンバーワンで営業先には子供たちが群がるという現象が起きている。

みやぞんはギターや音楽センスに富んでいることでも知られている。本人いわく譜面は読めない、全て勘らしい。中学生の頃に足を怪我して家でぼーっとしていた時にふとギターが家にあったので弾いてみたところ意外に暇潰しになって楽しかったのがキッカケらしい。

さらに格闘技もやっており、脇の力だけで鍋を挟んで潰してしまったり、ボクシングではパンチ力が223キロというプロ並みの怪力を持っている。

高校時代は頭があまり良くなかったため野球推薦で荒川商業高校に入学。監督が彼の中学に視察にきた時にテニスコートに入った野球ボールをものすごいスピードで投げ返す彼を見てスカウトしたから。彼は野球部ではエースピッチャーで4番。130kmの豪速球とキレのある変化球で注目され、大学からのスカウトもあったらしいが「上下関係が嫌い」という理由で断った。

中学はテニス部であったが入部初日で先輩に勝ってしまい、最終的に足立区の大会で2位になった。

高校卒業後、彼はお笑いの道へ進むためにNSCに入学しようとするが母親から「笑いは学ぶものではなくその辺に落ちているもの。それを見つけられないのに笑いの訓練をしても意味がない」と言われ、お笑い養成所を通過せずに芸人になっている。

彼は母子家庭で育った。5人きょうだいの末っ子で姉が4人。さらに上の姉は父親が違くて、みやぞんは近所の男性と母親の隠し子だったそう。一家は貧しい六畳一間の暮らしで食事も質素なものであったがそんな状況でも明るく生活しようと母親が心がけていたので彼も明るく育った。一欠片のカレールーに水増しして6人分のカレーを母親は作ってくれたが水っぽくてシャバシャバ。彼はそんなカレーが大好物だったという。

彼の誕生日は茹でた大量のホウレン草が皿に盛られていたという。宮園家ではこれがごちそうだった。

母親は彼いわく「ずっと頭の上がらない存在」で、彼が学生時代どれだけテストの点数が悪くても怒ることはなく笑顔で「頑張ったね」と褒めてくれたらしい。彼が友達と悪いことをしてしまい母親に自供すると「正直に謝るところが偉い」と何ひとつ責め立てることはなかったらしい。

あらぽんとの出逢い

相方であるあらぽん (本名 荒木祐) とは保育園時代からの幼馴染であり、カセットに何か録音したり漫才の真似事をして遊んでいたそう。

中学時代に2人でお笑いコンビを結成して漫才を披露していたという。

あらぽんいわく「彼は子供の時からずっとみんなの人気者で彼のまわりは囲むように人がいつもいましたね」と答えている。

みやぞんの知り合いを通じてウド鈴木に会ったことをキッカケに浅井企画に入りたいと強く願うように。そして念願の浅井企画に所属。

漫才スタンスは歌ネタであり特に地元である足立区のヤンキーやあるあるを織り混ぜた歌を披露している。