・王道「11PM」
親の目を盗んでこっそり見た番組として誰もが答えるであろう伝説の深夜番組である。オープニングでのカバーガールがやたらエロかった。「シャバダバシャバダバ~」と音楽が始まると深夜だなと思ったもの。週5でやってたので定番である。
・「ザ・ベストテン」
80年代の音楽業界に多大な影響を与えたことで知られる「ザ・ベストテン」。毎週、売上枚数、ラジオ、有線、ハガキの要素が点数となってランキング化されていた。毎週のように聖子ちゃんや明菜ちゃん、トシちゃんにマッチなど人気歌手が出演していたこともあり子供たちの話題はベストテンだった。生放送で歌詞を間違えたり本音がついつい出てしまいアイドルたちの可愛いところが見れるのも番組の醍醐味のひとつだった。さらにスタジオに行けない歌手のためにわざわざ1曲歌わせるために中継をつないで新幹線の車内や道端で歌うなど今では考えられない放送をしていた。木曜夜9時放送だったので親が「寝ろ」とうるさかった。
・「とんねるずのみなさんのおかげです」
とんねるずは元々コントをしていた。1回のためだけに数千万円のセットを組んだり、大物ゲストを毎週出演させたり当時旬だった俳優や女優をコントに参加させたりするといったフジテレビの「金をかければ面白いものが生まれる」という考えが出ていた番組だ。とんねるずの魅力は若さゆえの体を張った体当たりコントであり、捨て身覚悟で笑いを取りに行く姿は当時格好良かった。さらに当時、2人は背が高かったため華があった。
・ねるとん と 夢で逢えたら
11時は「ねるとん紅鯨団」だった。集団お見合い番組で「ツーショット」「彼氏いない歴」などの言葉の発祥とされている。男女の駆け引きが何気に面白かった。そして11時30分からは「夢で逢えたら」。ダウンタウンとウッチャンナンチャン、野沢直子と清水ミチコが出てた伝説のコント番組。「伊集院みどり」とか「タキシーズ」とか「ガララニョロロ」とか、まだ松本人志がグロテスクな笑いに転換する前だったので放送禁止用語や放送コードに引っ掛かるようなコントはなかった。とりあえず2番組はセットで見てた。