若い子で知らない人も多いかもしれないが、ビートたけしは一度バイク事故で生死の境目をさまよっている。
バイク事故で大ケガを負ったたけしは病院に緊急搬送され、面会謝絶で近親者も近づけない厳戒体制が敷かれた。彼はその後、リハビリに専念し体調が回復。事故からしばらく経った頃に記者会見が開かれた。事故の衝撃で顔面が麻痺しており痛々しい表情だった。
しかし彼は
「今たけしさんはどんな状態ですか?」ということに関して
「頭にボルトが入ってるから飛行機の金属探知機に引っ掛かって困る」
記者の「復帰の目処は立ってますか?」というコメントに関して
「顔面が麻痺してますのでこの顔が治らなかったら芸名を「顔面マヒナスターズ」に改名しようかなと思います」
と会見場の記者とテレビの前に注目する視聴者に自分の怪我を笑いのネタにしたのだ。
これは芸人の間では逸話として知られており、「芸人の性」と絶賛されている。
たけしは翌年の「平成教育委員会」で復帰。そのテレビ復帰は世間の注目を集め、35%の高視聴率になった。