フィンガー5とは....
沖縄県出身の5人兄弟の歌手グループであり、当時アメリカの「ジャクソン5」をイメージして名付けられた。(写真は「学園天国」のレコードジャケット)
このグループの人気絶頂を見ているのは1960年代前半生まれなので現在50才くらいの人がちょうど世代。
1973年に夕方の子供番組に出演し、歌を披露すると「あのグループは誰?」とテレビ局に電話が殺到した。
全盛期は1974年。シングルが立て続けに売れ、小中学生の兄弟が毎日テレビや雑誌のインタビューに引っ張りだこになり、当時「労働基準法を無視している」「下手すると過労死する」などと言われた。
しかし、グループのブームは避けられないことで終わってしまう。
それは声変り。
メインボーカルの晃が中学生のちょうど変声期に差し掛かり高い声が出なくなった。それでも一定時期まで高音を無理して出していたが限界があり、メインを晃から末っ子の妙子に変更すると人気が下落していった。
さらにメンバーの音楽の方向性とファンとの方向性が合わず、曲がヒットしなくなった。
1975年に長男が脱退し、甥っ子が加入。さらに翌年には多忙な仕事を休業するためにアメリカで保養している。その時に全盛期に稼いだ多額の収入を全て使いきった。
晃メインボーカルの楽曲
「個人授業」
「学園天国」
「恋のダイアル6700」