第7話 「お金で未来は買えますか?」
母子健康手帳をもらう手続きをする未希。すると、
『配偶者』の欄があったが気にせず白紙で提出、出産予定日年齢は14歳。帰りのバスの中で未希はカバンから母子手帳を取り出し、嬉しそうにそれを見つめていた。
-未希、あなたに赤ちゃんができたと知って3ヶ月経ちました。驚き、戸惑い、悩み....この100日余りは、平凡に生きてきた私たち家族にとっては想像を絶する過酷な日々でした。私たちは数えきれないほど沢山のものを失い、多くの人が私たちの前から去っていきました。でも、未希。あなたは小さな命に突き動かされるように、14歳で産むことを選びました。そして、お母さんもあなたの隣を歩きはじめました。そう、あなたと生まれてくる赤ちゃんにとって、おそらく、いちばん大きな壁を乗り越えるために-
加奈子は家に一通の封筒がきていることに気づき、その封筒を開けた。その内容はとんでもないものだった。
すると、担任の遠藤がやってきた。すると未希も帰ってきたので加奈子は一緒に話を聞くことに。
「一ノ瀬さんの一年間の休学が正式に認められることが決まりました。学校には来なくても、本校の生徒であることを自覚して、ちゃんと考えて行動してくださいね」
「ホントに退学しなくていいんですか?」
「退学....したいの?」
「学校へ戻りたい気持ちはあります。でもみんなが認めてくれるとは思えないし、子供を育てながら通えるかどうかまだわかりません」
「あなたはまだ義務教育中の身なの。あなたが学校に行こうが行かなかろうが、あなたの親と私たち教師はあなたに勉強させる義務があるの。でも正直な話、学校も悩んでるの。子供のいるあなたをどうやって受け入れるのか....でもこれだけは言える、簡単に答えの出せるものじゃないから一年間じっくり答えを考えましょう」
「....はい」
「何か言いたいことはある?」
「先生、みんなにこれだけ伝えてください。「私の勝手で迷惑かけてすいませんでした」って」
その晩、加奈子は忠彦にその封筒を見せる。届け人は静香の秘書だった。その内容は、
『桐野智志が一ノ瀬未希の子供の父親であることに対する認知の請求をしない場合、一ノ瀬未希に慰謝料として二千万円を支払わせていただきます』というもの。
「どういうことだ?金で解決するつもりなのか?」
「私もこの封筒がきたときビックリしたの」
加奈子と忠彦は憤りを隠せない。
「おい、この手紙は未希に絶対に見せるんじゃないぞ」
「....わかってる」
この頃、秘書が静香に書類を届けたことを知らせた。
「焦っておられるのですか?会社の業績悪化が表に出ないうちに解決されたい。しかしこれは息子さんの問題なのではないですか?」
「業績悪化って何よ。ちょっと物件がダブついてるだけでしょ、秘書のアンタが弱気になってどうすんのよ。しっかりしなさい!ファイトファイト!」
秘書をはげます静香。
翌日、未希は病院で行われている『母親学級』なるセミナーに参加。一人ずつ自己紹介をすることになり、未希の順番になる。
「あの、一ノ瀬未希です。みなさんよりちょっと若いですけど、元気な赤ちゃん産みたいです。よろしくお願いします」
参加者は未希の幼さに驚きを隠せず、沈黙してしまう。
すると講師の助産師のひろみさんが笑顔で拍手を送ると、参加者も戸惑いながらも拍手してくれた。機転をきかしてくれたのだ。
そしてセミナーを終えて部屋を出ると、待合室には参加者の夫たちが待っていた。未希には待ってくれる男性はいない。そんな未希にひろみさんが話しかけてきた。
「大丈夫だよ。若くても、父親がいなくても、あなたさえちゃんとしてれば子供はちゃんと育つから。でも、生活のことだけは考えた方がいいかもね」
「....生活?」
「子供を育てるにはまずお金がいるでしょ?これだけはごまかし利かないから」
「....そうですね.」
その頃、加奈子は桐野家を訪ねていた。
「お久しぶりです。お嬢さんは順調ですか?」
「はい。あの、息子さんは?」
「頑張ってますよ。アホな週刊誌にもめげないで、一日も休まずに学校行ってるんです」
「....そうですか」
「拝見しますか。世間話するような仲でもありませんから」
静香に封筒を渡すように言われ、加奈子は封筒を差し出した。が、答えは出していなかった。
「....これ何?」
「これが私どもの返事です」
「理由は....?」
「まだ産まれてもいないのに、勝手に一生に関わることを決めることはできません」
「生まれてからじゃ、もめてしまうじゃありませんか。
その代わりに、慰謝料をお支払いすると申し上げているんです」
「慰謝料なんていりません」
「失礼ですけども、この額じゃ納得いきませんか?だったら、相談に乗りますけど....」
「違います!お金で解決できることじゃありません!」
「フン、典型ね」
「....どういうことですか?」
「専業主婦の戯言よ。あなたは夫に頼って生きてるから、世間の本当の恐ろしさや金の大切さを知らないのよ」
「そんな....私だって働いてます!」
「所詮パートでしょ?いつだって辞められると思ってるでしょ?こっちは違うんですよ、私が稼がなかったら、親子で路頭に迷うんですよ!常に後がないんです!それがどんなにしんどいことかあなたにわかりますか?わかるわけないわね、14歳の娘に出産を許すような甘い母親に」
「中絶させてナシってことにすれば甘くないんですか?
親としては今でも産んでほしくないって思ってます!人並みに学校出て、就職して、結婚してほしい。でも娘は幼いながら、お腹の子供に責任を取りたいと言ってきました。私は、娘が真剣に決めたことを支えるしかないと思いました!」
「そうですか、ご立派ですこと。でも私には真似できませんわ。だってうちの息子は未成年ですから。何の判断力もないんですよ、親がちゃんと道を考えてあげなくては、マトモに歩くことさえできないんですよ!」
「私はたとえ未成年でも、子供には自分の人生を決める力があると思っています。親は我が子を信じるしかないんだと思います!」
お互いの考えを曲げない二人。すると静香の携帯が鳴る。静香は強い口調で社員に指示を飛ばしはじめた。そして電話を切り、加奈子にこう言った。
「はいはい、あなたの考えはよくわかりましたよ。それじゃあ、この手紙を娘さんにお渡しください。未成年でも子供を産みたいって言った立派な娘さんに判断してもらいましょうよ。あなたと話しててもラチが明かないわ」
「ちょっと待ってください。今、娘の体のことで大変なときなんです」
「アンタ、矛盾してるわよ!自分の人生を決める力があるって今言ったでしょ?そうよね?」
静香はそう言い、立ち去った。
学校から帰ってきた智志を波多野が待ち伏せしていた。
「頑張ってるね、いい成績で高校あがれそう?」
「....」
「なあ、お前のお母ちゃん、元気に仕事してるか?」
「....あなたに関係ないでしょ」
「関係あるね、君たちのことをずっと追いかけて、いずれまとまった記事にしたいと思ってるからね。はたして中学生のガキが子供産んでまともに育つのか、若い母親は?逃げた父親は?そして周りの大人、世間はどうするのか」
「....」
「ま、大げさに言えば、生まれてくる子供の運命は今の日本のまんま、あぶり出してると思うんだよね」
「どうしてそこまで?」
「....どうして?」
「他にも書くことあるんじゃないんですか?」
「腹が立つんだよ、お前を見てると。子供をつくれるってことは肉体的には大人だ、なのに母ちゃんに守られて自分では何の責任も取らない!無性に腹が立つんだよ。まあせいぜい頑張るんだな、お前と母ちゃんの行く末はずっと見守ってやるからよ」
智志は波多野の鋭い視線から逃げるようにその場を去っていった。
その頃、未希はマコトの店でクリスマスツリーの飾りつけをするマコト夫婦に母親学級に言ったことを報告した。
「なあ、お前の妊娠仲間連れてきてくれよ」
「無理だよ。だって全然年違うし、みんな旦那さんと一緒に来てるんだから」
「....そっか」
「おじちゃん、私にできる仕事ってあるかな?」
「ん?働くってことか?」
「未希ちゃんが働くの?」
「うん。今まで当たり前のように家にいて、家のご飯食べてたけど、子供が産まれたらそうはいかないでしょ?」
「よく言った!偉い!偉いぞ~未希!それでこそ俺の姪っ子だ!よし、そういうことなら聞いてくれ。高校中退の俺が言うことじゃないけど、その気になれば学校なんて出なくてもなんとかなるんだよ。でも、その気になるって口で言うほど簡単なもんじゃない。高校とか大学出てるやつらよりも働き口がずっと少ないし、もし同じ仕事をしたとしても給料の差は月とスッポンだ。それでも腐らずにやっていくには相当根性が座ってないとダメなんだ。まあ、俺もヤケになって何回も仕事辞めた。本当の意味でその気になれたのに10年かかった。お前にできるか?」
「....うん」
「よし!」
その頃、学校では遠藤は生徒たちに話をしていた。
「一ノ瀬さんの一年間の休学が決まりました。一ノ瀬さんのしたことについては、みなさんも色々と考えるところがあるでしょうが、もう彼女がこのクラスで勉強することはありません。一ノ瀬さんから伝言も預かってるので読ませてもらいます。
「私の勝手で迷惑かけて 申し訳ありませんでした」
以上です」
クラスメイトたちは複雑な気持ちで話を聞いていた。
未希がマコトの店から家に戻る途中、めぐみに会った。
「あっ........めぐ!」
「....久しぶり」
未希はめぐみと家まで一緒に帰ることにし、ちょっと久しぶりに話をすることにした。
「これ、柳沢さんから預かってきた」
「教科書....?あっ、貸してたんだ。すっかり忘れてた」
「....そう」
しかし未希は何か言いたくても言葉が見つからない。
「あのさ、良かったら家に上がっていかない?」
「....いい。お母さんに怒られるから」
「そっか」
「あのさ、お腹大きくなってるって思ってたけど、あんまり大きくなってないんだね」
「うん。ギリギリになるまであんまり大きくならないんだって」
「....そうなんだ」
「うん」
「....彼氏は?彼氏はどうなったの?」
「ううん」
「え?」
「会ってない。いや、もう会わないって約束した。当たり前だけど父親にはなれないから」
「....そう」
「めぐの言う通りだった」
「....あのさ、もし、お腹大きくなったら、触らせてもらってもいい?」
「うん....いいよ」
「やった!じゃあね!」
「めぐ!ありがとう~!」
そう言い笑顔で手を振る未希にめぐみも笑顔で手を振り返す。教科書の裏には未希とめぐみが肩を組んで微笑んでいる似顔絵が書かれていた。
家に帰ると加奈子と忠彦が険しい顔をして未希を待っていた。そして加奈子は未希に静香からの誓約書を見せた。
「これ何?認知....ってどういうこと?」
「認知っていうのは、結婚してない男女の子供について、お父さんに子供が自分の子だって認めてもらうことを言うの。戸籍にも....ちゃんと書かれてるの」
「戸籍....」
「未希、これはあくまでも向こうの一方的な要求だから、未希が嫌ならサインしなくてもいいんだ。子供が大きくなって、父親が誰なんだって知りたくなったら、認知を求める権利は誰だってある。そういう場合は裁判だって起こせるんだ」
「これは桐野くんの考え?」
「いいや。向こうの母親が、彼の将来のために求めてきたの」
「じゃ....桐野くんは?」
「変りないそうよ。頑張って学校行ってるんだって」
「私....サインするよ」
「未希....」
「サインなんかしなくても迷惑かけるつもりはないけど、でも裁判とかそういうの嫌だし」
「未希、よく....考えなさい」
「未希、無理しなくてもいいのよ。子供にとって父親がいないことは大変なことなんだから」
「でも桐野くんは優しい人だよ。桐野くんも父親いないでしょ?でも全然曲がってないし、優しいし、心が強い人なの。だから私も頑張れると思うんだ」
「....未希、パパから頼みがあるんだ」
「なに?」
「誓約書にサインしても、慰謝料....金は断ってもいいか?これ、未希もわかると思うけど大金なんだ。子供にとっちゃあ必要な金かもしれない。けど、未希が納得してくれるなら、父親の甲斐性でお前と赤ん坊を養いたいと思ってるんだ。向こうの母親みたいにすごく稼げるわけではないけど、子供を育てるのは、金だけじゃないと思うんだ。少なくても工夫をしてね、家族みんながそういう風にやっていけば、子供も真っ直ぐに育つと思うんだけどな」
「ありがとう....パパ」
「いや....」
「私もお願いがあるの。私、働けるようになったら働きたいんだけど、どうしたらいいかわかんなくて。父親がいないなら、私が自分で働いて育てていくしかないよね。教えてくれる?」
「よしわかった。お前の言う通りだ。教えてやる。ただ今のお前の仕事は、身体に気をつけて元気な子供を産むことだ。まずはその仕事をやり遂げろ。いいな?」
「うん!」
未希はその誓約書を部屋で一人で書くことにした。
「ごめんね....」
未希の瞳から涙が。未希はペンを握り、震える手をおさえながら、ゆっくりと署名する。涙でインクがにじんだ。
翌朝、誓約書を手に、忠彦は桐野家を訪ねた。
ドアを開けたのは智志だった。少し驚いている。
「朝早くに申し訳ない。お母さんはいらっしゃる?」
「いえ....会社に」
「社長さんにしちゃ、早い出社だな」
「あの、何か?」
「「何か」とはなんだ。「何かご用ですか」だろ、「会社に行きました」だろ。男だったら語尾までハッキリとしゃべりなさい!」
「....すいません」
「こんなことを言ってもしょうがないが....出直す」
「あの!....いえ」
「未希なら元気だ」
その言葉に胸をなでおろす智志は忠彦に一礼した。
「....君に渡しておくか、君のことだからな。サインはしたが慰謝料についてはお断りする。お母さんにもそう伝えておくように。じゃ」
忠彦は智志に誓約書を渡し、仕事場に向かっていった。
智志はその誓約書を見ると....
その頃、加奈子の働くファミレスに波多野がまた来た。
「お変わりないですか?おたくの娘さんは」
「取材ならお断りします」
「強いですね~」
「おかげさまで!」
「とてもこんな出来事を乗り切っていけるような人には見えなかったけど、今のアンタなら何が起こっても驚かないでしょうね」
「何が起こっても?」
「なんかね、昼から大雪になるみたいですよ。娘さん、お大事に」
未希はその頃、母親学級で赤ちゃんの入浴のさせ方についての講習を受けていた。
「あなた、これじゃ首があぶないわよ!気をつけて」
「はい、すいません!」
「もう一回、ゆっくりやってみて....」
桐野家に静香が帰ってきた。智志が誓約書を持ってきて静香を怒鳴りつける。
「どういうことだよ!」
「智志、どうしたの?」
「これ何だよ!」
「ああ、持ってきたんだ。見ればわかるでしょ、慰謝料払う代わりに認知請求はしないって誓約させたのよ」
「なんで、そんな勝手なことするんだよ!」
「勝手?ママは後で智志が困らないようにしてるのよ?なんでも放っておくと取り返しのつかないことになるんだから、早いうちから手を打たなきゃダメなの!」
「俺は頼んでないよ!どうして自分で決めさせてくれないんだよ!」
智志はそう言い、誓約書を静香に投げ捨てて走り去っていった。
「アンタを....アンタを絶対に失いたくないからよ....」
静香は悲しそうな表情でそうつぶやいた。
講習後、未希はひろみさんに声をかけた。
「この前はありがとうございました。ドキッとしました。私、親に甘えてたから、働くこと、真剣に考えます」
「何があっても子供は手放さないでね。私もすごく若くして子供を産んだの。でも育てられなくて施設に預けた。もう、母親だって名乗り出ることはとても出来ないけど、恥ずかしくない生き方をしようと思ってこの仕事をやってるの。あなた....頑張って」
「はい!」
母親学級の帰り、バスに乗る未希は歩道橋の上でぼうっと景色を見下ろす智志の姿を見つけた。
バス停に止まり、人々が降りていく。自分も降りて智志のもとへ行きたいという衝動を目をつぶり抑える。
バスが発車し、未希は窓を開け、大声で叫び出した。
「お~い!少年~!」
智志がバスから未希が叫んでいることに気づく。
「キリちゃ~ん!元気で頑張ってる?私は元気だからキリちゃんも負けないでね~!」
智志は大きく手を振る。未希も身を乗り出し大きく笑顔で手を振った。
その後、バスを降りた未希はひとりで帰り道を歩く。すると雪が降ってきた。すると、突然の腹痛が未希を襲い、未希は立てなくなった。
「痛い....痛い....」
そして未希は気絶してしまう。未希が目が覚めると病院にいた。春子が横におり、未希に声をかける。
「大丈夫?安定期に入っても子宮の収縮が原因で激しい腹痛を起こすことがあるの。今日のところはなんとか落ち着いたけど、あんまりいい兆候じゃないね。早めの入院も視野に入れて、これから見ていきたいと思います」
加奈子と忠彦も横におり、
「それは....娘が危ないということですか?」
「いえ、そこまでは。ただ、事情が事情ですから、ある程度のことは仕方ないと思ってましたけど、これからはできるだけ精神的な負担はかけないようにしてあげてくださいね」
「誓約書、黙っておけばよかったのかな....私が突っぱねれば良かった....」加奈子は後悔し、涙を浮かべる。
忠彦はそれを見て、急に病室を飛び出していった。
その頃、桐野家では....
「智志!身の回りのものをコレに入れなさい!」
「俺はどこにも行かないって言ったろ?」
「そんなこと言ってられないの!会社がまずいことになったの。債権者が押しかけてくるかもしれないから、しばらく身を隠すのよ。智志も早くしなさい!」
「つぶれたの?会社」
「つぶしたくないから隠れるんでしょ!早くして!早くしなさいよ!」
波多野の週刊誌編集部、波多野の部下が勢いよくドアを開け、部屋のソファーで仮眠していた波多野を起こす。
「編集長!アタリです!」
「....あぁ?何が?」
「桐野静香の会社が不渡りを出しました!負債総額82億円です!」
「...了解」
その頃、忠彦は車で桐野家に向かい、ちょうど秘書が静香と智志を車に乗せようとしているところで忠彦の車は到着した。忠彦は車から飛び出し、
「誓約書、返してもらえませんか?」
「今度にしてください!」
「それはできません!娘が今、大変な状況なんです!返してもらえませんか?」
智志は忠彦に歩み寄ろうとするが、静香に力づくで車に押し込まれる。
「桐野さん、どこ行くんですか!ちょっと、どこ行くんですか!」
「あなたに関係ないでしょ!引っ込んでください!」
秘書は忠彦を突き飛ばし、車に乗り込んでいった。
病院のベッドで眠る未希を見守る加奈子。
未希は夢を見ているのか涙が....
(参考・どらまのーと)