今日ハッキリと気づいた。


肩に乗っていた何かがすっきりと抜け落ちた感覚だ。

決して仕事が辛いとかしたくないとかマイナスな感情で今まではしていた事は無いが何か魂が抜けた抜け殻のような感覚だった。


僕は自分で自分の感情に蓋をして気づいていないふりをしていた。


ただ他人は騙せても自分は騙せない。


僕は音楽が好きだ。


命を捧げても良いとさえ思えるのはこれだけだ。

唯一心の底から喜べたことも、辛いことも乗り越えられると思えるのは音楽だけだ。


彼女と出会って音楽を辞めて何かが狂った感覚があった。


幸せとは何かを自問自答した。


その時は幸せな家庭だと思って僕は仕事だけを頑張った。


結局僕はあの時から時が止まった感覚がある。


ある時スナックで偶然横に座ったおじさんの言葉が今も頭でよぎっている。


金を取るか自分の好きな事、魂を取るのか。


結局迷いがあるから好きでもない仕事で誤魔化して金を稼いでいると。


その時はよくあるただの説教好きなおっさんくらいにしか思っていなかったが、どこにいっても音楽をやった方が良いと言われる。


言われるからやるんじゃなくて、好きという気持ちが溢れ過ぎると今日言われた。


今思うと親父は僕の派遣の仕事が決まったとき少し悲しそうな顔をしていた。


複雑そうな心境だったんだろう。


唯一人生で見つけた武器と楽しみを僕は自分で蓋をしてみて見ぬふりをしていた。


今僕は仕事をしながら音楽活動が出来そうな仕事を見つけそこに応募している。


仮にそこが無理だったとしてもやり方、探し方を変えてどうにかするつもりだ。


そして僕は一回失敗している。


正直言うと怖い。


ただもう偽りたくない。


逃げたくもない。


そして何よりワクワクが優ってしまっている。


夢に向かってなんてかっこいい事は言わない。


泥臭くてもなんでも良いから僕は歌いたいんだ。


それに気づいた時、これまでの流れの意味を見出した。


ある意味この3年間は試されていた。


本当に音楽で生きていく勇気があるのか。


問題が起こった時乗り越えられるのか。


僕はなんでも一人で抱えて何度も失敗した。


今度は周りの人の力を借りて、借りた分お返しをできる人間になりたい。


ならなくてはダメだ。