色々あった後スナックに向かった。
ママさんとも挨拶を交わした後、今日はなんだか良いお客さんが多い。
さっきのママとのやりとりを聞いていたからなのか
珍しく常連のオヤジさんがいつもの席じゃない場所に座っていて僕に話しかけてきた。
オヤジさんは物腰低く話し方も丁寧で大声を出さない素敵な人だ。
以前何回か話した事があって僕は会話を覚えていた。
お店で女性に奢るのは何故なのかという話し。
お店に貢献するため、新規のお客さんを居心地よくまた来たいなと思ってくれると嬉しいと笑顔でその時は語っていた。
もちろんカップルや男性と来ている女性に対しては男性にも女性にも失礼になるので奢ったりはしないそういう粋じゃない事はしない人だ。
最近僕はコンプレックスもあって髭を伸ばしている。その髭を見て褒めてくれた。
褒められるのは嬉しい!
その後僕は粗相をしでかした。
グラスを落としてしまった・・・
お客さんとママさんは
危ないからグラスに触らないでね〜と
優しく言ってくれた、何ができる事無いかと探してみるけれど酔ってしまっている僕には地面を照らすことしかできなかった。
落ち込んだ僕を見てオヤジさんは
グラスが割れるのは店が繁盛している証拠ですよ
気にしなくて大丈夫。
みんな酒で酔ってて極端に言ってしまえば動物園みたいなもんです、カオスですよ。
でもそれが楽しいんですよね。
と励ましてくれた。
こんな事が言えるかっこいい人になりたいなと思った。
その後オヤジさんが帰る時に僕は思わず入り口を出て、なんだか凄く救われましたありがとうございますと自然と口から出ていた。
帰宅する背中を見送った後、僕と同じ歳のお客さんや2つ上の先輩と歌った。
その後店には2人だけになり、これからお店行くけど来る?と誘われ僕も向かった。
そこには朝5時なのにも関わらず繁盛している和食居酒屋さん。出てくるものも全部美味しいし大将もいい雰囲気の人で居心地が良い。
何よりかかっている音楽が最高すぎる。
バッチバッチのブラックミュージックだ。
色々話しているうちに2人は英語も話せて発音も凄い。
そんな2人から英語のアドバイスが欲しかった僕は色々と話を聞いた。
何かテストでも受けるのと質問が来た。
僕が答えるよりも先にママが
テストとかじゃ無くて歌えるようになりたいんですよねと代わりに即答。
貴方は耳が良いからあとは好きな発音を見つけてひたすら練習すればいけるよとおすすめの海外ラジオを紹介された。
ニックネームの話も教えてもらった。
海外の人のニックネームは自分の好きな物や人から自分のニックネームをつけたりするらしく、しょっちゅうニックネームが変わるのが面倒くさいけど面白いと2人笑っていた。
確かに最近みたエルトンジョンの映画ロケットマンの描写でThe Beatlesからジョンの部分をとっているシーンがあった、そのくらいの感覚なのかもしれない。
あと台湾語での僕の名前も教えてもらった
もう1人の方いわく、日本の人は発音を教える時
ボディーランゲージを使うと言えるようになる節があるらしい。
大袈裟に体を動かして教えてもらっていた時の僕も頭が勝手に上下していて笑ってしまった
他のお客さんが入り少し忙しそうになってきたのを見てそろそろお開きにしますかとママさんが一言。
店に入ってきたお客さんとも知り合いらしく、少しお喋りしてその日は帰宅した。
帰りのバスの中で最終的にいい日だったなとしみじみ思い家に着いた。