珊瑚の伝説 四部「最終章 ラストレジェンド」 (百八十五話) 一話 


3年前

宇宙の何処かの星、廃墟のビルが立ち並ぶ汚い町で
自らを奇跡の神として崇める宗教団体があり、そこへポリスの調査部隊が突入し違法麻薬などを取り締まる
しかしそこから傷の紋章を浮かべた何者かによりポリスの調査部隊は壊滅。
急遽増援を要求する。
そんな中、宇宙の帝王とされたゴルドーの配下を元こなしていた金髪のボブカットの美少女のシアッツがその星に密売人として立ち寄った。
すぐさまポリスの警備隊に気が付きとんずらしようとするとき。
死神キジンのうわさを密売人のエイリアンの仲間から聞かされる。
なんでもポリスの連中は村正という刀で斬られ衰弱したような殺され方だったとの事。
天上赤城といい死神キジンは何ら裏の組織の者として見られていたからだ。
しかしながらシアッツもそのものと同様にお尋ね者になりかねん事をしてきた身である。
すぐ様トンずらしようと荷物を持ち外へ出ると、傷の紋章があるだとかで宗教団体の者、年齢は幼い子供から老人のエイリアン達など種族は様々な者たちが幅広くポリスの調査部隊の者たちが徹底的に拘束され銃を突きつけられていた。
一度この謎めいた宗教団体により謎の壊滅をされたとしてもやりすぎではと思いつつもその場を後にするシアッツ
しかしそこで傷の文章だとして無関係そうなエイリアンの男が射殺された。
あたりが騒然となる中、ポリスの調査部隊は貴様ら全員魔女をかばう重罪人として処刑すると言い放った。

さすがにやりすぎだと驚くシアッツ

お尋ね者にはなりたくはないけど実は戦闘力は自慢じゃないけどずば抜けて高いよ。
シアッツは怪物の雷属性の恐竜の能力者なのである。
宇宙では珊瑚の涙の事をポケピースと呼ばれている。
しかし、それでもポリスに歯向かうのはお尋ね者になるためためらっていた。
明らかに組織壊滅を目論むポリスの調査部隊、しかし彼らは全員種族が人類であり。まるで異星人どもの命など毛ほども考えていなそうであった。
シアッツは、この正義を掲げた屑どもだ、仕方ない、やるか、と覚悟を決める。
するとその時、後ろからポリスの調査部隊の人間がシアッツの腕をつかんだ。

嬢ちゃん、妙な真似しちゃダメだかんな。
見るからに怪しい顔をした奴であった。
そいつは俺のところへ来ないか?と誘ってきた。

なんでだよ!!と断るシアッツは腕を振り切るのであった。

すると、そいつは手錠を出した。
いいのかよ、そうすると嬢ちゃんは指名手配犯になるからな。
にやにやしてあざ笑うかに言ってきた。
シアッツはたまらず、私とそんなに寝たいのかよと叫ぶと
ポリスのその調査員の回りにその仲間が集まってきた。
えー嬢ちゃん可愛いね。
こんな辺境の星なんかにいるって事は、悪い事してるんだろ?
そういって攻めて来やがった。
さすがに黙るしかない状況となってしまった。
どうする?私?
そんな中ポリスの調査部隊に襲いかかる者が現れた。
なんだ!!例の傷の紋章か!!
すかさず銃を抜いて発砲するポリスの調査部隊たち。
しかしシアッツの回りにいた奴らはすぐさま倒されるのであった。
そこにいたのは刀を持った死神のような黒いフードを被った男だった。
あたしをかばった?
そう唖然とするシアッツにその者は言った。
この星からすぐに出なさい。
シアッツはこの者が死神キジンだと気が付いた。
その者はすぐさま宗教団体の者たちの拘束を解こうとする。
するとそこへ閃光の光がドカンと落ちてきた。
なんだこれはと驚くシアッツの目の前にはポリスの神選組として掲げられていたバッチを身に着けた剣士が現れたのであった。
死神キジン、今から貴様にスカモンジュをかばった罪として真っ先に処刑する。
何のことだ?
そう即答するキジンであったが光のごとく速い動きで鍔迫り合いが起こった。

シアッツは瞬時にこの状況はやばいと判断した。

すると倒されたポリスの調査部隊の者が何人か起き上がり、シアッツの腕をつかむ。
もう逃がさないぜと狂気に満ちた目で睨む顔に怖がりシアッツはとっさに電撃を団員に放ち吹き飛ばした。

ほー嬢ちゃん能力者なんか、でも手を出したら分かるよね。
そういってチ数いて来るポリスの調査部隊の雑魚ども。
そこへキジンが斬られ飛ばされて来るのだった。
この神選組に選ばれたガーリック様の剣でほおむってやろう。
剣を構えるガーリック。
するとそこへありえない速度で飛んできてガーリックをぶっ飛ばすものが現れた。
不意打ち決まった!!
そう叫ぶのは見た目が美少女でありながら顔にある緑色の傷の紋章を光らせた奇妙な少年であった。
そるとそいつは何かしらのマジックを起こした。

(行くぜ)
カードから身長がでかい星のマークの眼帯をした女性と星のマークの眼帯をした子供のトリケラトプスと同じく星の眼帯をしたティラノサウルスの子供が出てくる。

レナとトプス、レクシィ
俺は行くぞ!!
すると魔法陣が浮かび上がり、それはあたたくまに合体、変身しだす。

スカモンジュ、インパルスフォーム!!
そう変身した姿は巨大なハンマーを持った戦隊ヒーローのようだった。
ガーリックは奇妙な魔女めっ!今度は殺す!
そう激怒しながら高速で迫り剣を突き刺す。

しかし、その時は迫れば迫るほど遅くなる魔法がかかってるようで、巨大なハンマーを振りかざし、ダイナソーインパクトと言う緑の光のオーラをまとい叩きつけた。

一撃必殺!!
そう言って腕を上にあげて勝利のポーズを取った。
すると、油断するなよ楓、相手は腐ってもあの神選組の者の一人だぜと死神キジンは忠告した。
分かってるぜおっちゃん。
そういうと変身が解けて元の状態となる。

シアッツは助けてくれてありがとうとお礼を言う。
するとそこへ舐めやがって、とガーリックが立ち上がり、光の斬撃を飛ばし放ってきた。

すると楓はあーだるいと愚痴を言いながらそれを何事もなかったように消し去り
カオスの魔法、何も無かったを発動
と言って斬撃を無効化した。
すごい。
そう思ったシアッツに楓が。
後は頼んだよと言うと、お腹すいたと言って倒れるのであった。

その姿に漠然とするシアッツ。
ガーリックはなんだ魔法斬れか?ならば勝負あったな
そういって光の速さで駆け抜けて来たのである。

シアッツはまずい、私が何とか抵抗を!!
しかし何だろう、今なら勝てそうな気がすると思い始め雷を拳にまとい構える。
シアッツはガーリックに向けて大恐竜拳という技を放った。
それは命中しガーリックを倒したのであった。

やばいお尋ね者になってしまった。
そう焦るシアッツ。

そこへ、この騒動は貴様らの仕業だな、逮捕する。
こうして現れたのは神選組の信長とラウルであった。
ラウルはガーリックに例の調査部隊を壊滅させたやろうは先に始末しといたぜ。
そう言うと。

どういう事だ?と焦るガーリック
どうやら吸血鬼がいたようだ。
そう、ここにもな。
するとラウルは宗教団体の中に紛れていたゴブリンを切り裂くと、中からコウモリが出てきた。
瞬時にそれを燃やすラウル。
傷の紋章と言っても赤い傷、それも吸血鬼の部類の技にすぎんな。
ラウルはそんな中楓とキジンを発見してこう言った。
こちらはポリスの特殊部隊所属、柴﨑・ラウル・グレーデン、階級は大佐。
これよりあなたたちを見逃す。

見逃すって、どういう事?
楓が不思議そうに聞くと。
傷の紋章だとか、そういう事で犯罪ならば正義はいらないだろう。
そうラウルは答える
するとキジンに近ついてラウルが傷を手当をした。
見逃すと言ってもこちらの施設に来て君たちは治療は受けてもらうよ。
そうラウルは言いなんだかんだポリスに連行するのだった。


場面変わり

アレックスが天国で自分が近いうちに生き返えさせてもらえると天使から聞かされていた。







(俺が生き返る?)
驚くアレックスに天使は答えた。

(そうだ、真実じゃ、下界でお主の妻がお前さんを生き返らせるため、アマテラス殿に頼んでいるようじゃ。)

アレックスは驚く顔をしながら。
(珊瑚が俺を必要としている!!)
しかしアレックスは少し冷静になり考え。
(それだけ世界は緊急事態って事かよ)
頭を抱え、俺が生き返ったとこでどうにかなんのかって顔をするアレックス。

すると天使はアレックスにこう切り出した。

(そのためならば、試すべきことが一つある)
真剣な顔をして天使はアレックスを見つめ。
(試練じゃ)

こうしてアレックスにいまだかつてない辛い試練が始まるのだった。