珊瑚の伝説 逆襲の黄河 四十九話 (百七十七話)思い繋げるその笑顔に


黄河は凛を地上のネスト連合の敷地内を利用され作られた

プロフェッショナルGBのために設けられた極秘の要塞 

 マムゥに監禁した

六角形の独特なデザインの建物である

そこでは黄河が能力で配下とした者たちを使い意のままに振舞わ

せるのである
当然ここにいる関係者たちのほぼすべてが黄河の配下である

黄河が監禁部屋として手足を拘束した凛の前にたち 凛の顔を見

凛が手足を拘束されながら あんた よくもパパを!!!! と

怒鳴る

黄河が睨む凛を見て黙り込む


それでも
凛がどうしてこんなことをと叫び涙を流す

すると黄河が
これが復讐を達成させるという感触かっ

案外そいういうものなんだなと呟く黄河

凛があんたは最低よ 大嫌い もうあんたなんか あんたなんか

と叫ぶ凛 

その凛の姿を見て黄河がお前は抵抗されると俺が困る そう言っ

て凛の頭を触り

凛 お前の中に眠るその力が俺には必要だ 悪いが吸い取らせて

もらう
そう言うと 凛は黄河からピカッと紫の色の光に包まれ力を取ら

れるのであった

うがっと苦しむ凛

黄河がそうだ シバサキ・凛・グレーデン あんたの血は珊瑚が

入っているのだ

それとロイヤルカリバーの秘められた力

それで俺の賢者の石の力 
後はわかるだろう?

そう言って凛の力を吸い取ろうとし始めた 最中
異変が起こる

ドカーンと響き渡る衝撃波


凛は ふざけるな ふざけるな ふざけるなと叫び拘束を解いて

黄河に思いっきり一発パンチを顔に食らわせていた

しかし黄河はそんな凛に なぜためらう なぜ ロシューから兆

しだとしても掴んでいるはずの力を開放せず俺に挑まない?と言

われるのだった

なぜあんたは余裕でそんな顔すんのよと泣きながら激怒する凛が

黄河をもう一度ぶん殴ろうとすると黄河がそいつを止めることな

く受けるのだった

ドカンとぶっ飛ばされ監禁部屋から飛ばされる黄河

ふっ ふっ ふはぁ ははははは となぜか笑う黄河が

そうかこれは俺の凛へのしたい気持ちがはっきりしたと言って立

ち上がる

凛があんた本当に天上黄河かっと睨むと

そうだとも そう言って一瞬で凛に迫る

凛はロイヤルカリバーを自分の手に持ってきて黄河に 来るな 

殺すぞと睨むのであった

すると黄河が そんな脅しで対抗出来る頭がお前にあんのか?と

言って迫る

すると凛がおのれ!! パパの敵だと言ってオーバードライブを

して黄河に迫り 黄河をぐさりとロイヤルカリバーで貫くのだっ


凛が手応え あった あんたなんなの 何がしたかったのと血を

流す黄河を抱えて聞く

すると黄河が 俺はお前を愛したかった 
そう言われ凛が黄河を見て 私はなんてことを どうしてこんな
復讐なんかに染まって

どうして こんなことをと泣き叫ぶのだった

嘘偽りの無い涙を見せる凛

するとそんな涙の凛に黄河が最後に凛よ 俺にキスをしてくれな

いか?と頼むのだった

そんな黄河に凛は 馬鹿ね 私と言って黄河にキスをするのだっ

凛が私は本当は黄河が好きと言って迫る

黄河も俺もそうだ 
こうしてキスをする凛と黄河であった

しかし そのキスをした直後異変が起こった


黄河の瞳は覚醒しだし

凛からエネルギーを再び吸収しだすのであった

凛が黄河 あんたまさか このためにと叫ぶ中

黄河の貫かれた傷は再生し出す


黄河が凛 俺はお前が欲しい 俺はお前を妻としたい だから俺

のやるすべての革命を受け入れてくれるよなと睨むのだった
その光景は紛れもなく悪魔のようだったが 凛はそんな黄河をみ


悪魔にまだ完全にはとりつかれていないのなら元に戻ってよ ま

だ引き返せるはずだからと叫ぶ


すると黄河が ああ 戻れるさ 凛が今俺と一緒にいてくれるな

らなと言って凛に迫る

そしてここの施設でやろう そう言って凛を押し倒すのであった

凛はそれであんたが元に戻るならと言うのである

 


場面変わり グランドロッジ マムゥの医療室でソラは黄河の能

力で洗脳されたようでイツカがつけていた感じの仮面をつけられ

ていた
 マムゥの医療班が どうです マスクの具合は

?と聞くと

我が睡眠を邪魔するな 今近くでうるさい音がしたから目が覚め

たじゃねーかと訴える

どうだ 我が相棒 アルバートグングサイズ改の具合はと?尋ね

ると

武器のほうは二枚刃になっており その切断性は向上しておりま

すと言いながら持ってくる隊員

ほう いいものだなと言う仮面をつけたソラが

我が名はオルガ 今こそ悪魔の血が騒ぐぞいと言うのであった

 

その頃

 ラウルは姉凛を見つけ出すためにブリオン軍の日本の本拠地に

戻ってフリーエンジェルたちとその関係者の方々とポリスの神選

組のものたちと集まって話をしていた

ラウルが姉さんの気配はロイヤルカリバーから出る力によってわ

かるのと黄河から感じる賢者の石の力は探ろうと思えば探れるほ

ど俺にはわかります ですが奴らからは近くに寄れば勘付かれる

危険性があるため ですのでこれはあえて奇襲になります

そのためその奇襲では三つのグループに分けて行います

一つは俺とジンさんとで

もう片方は大嶽丸さんと響さんとで 彼らは俺たちの反対側で出

てきたところを叩きます

最後に

後もう一つは鬼助さんとハヤテさんのグループですが 彼らは我

々が脱出するために艦を待機させてもらいますと言うのだった


うむ なるほどなと言う鬼助

最後に 

俺の存在事態は信じられなくても良い 
それでも俺は戦い続ける 孤独なまでにひとり 
そういう覚悟だったとラウルが話すと響が信じられないかより信

じてみますと言ってくれた
ハヤテさんが脱出は私に負けせてよ 誰だろうと逃がしてみせる

からと言ってくれた

右天さんも私は全然戦力としてはイマイチでしたが何か力になれ

ることがあれば是非ともと言ってくれた

ラウルがありがとう皆さん ですがこの戦いは正直ものすごく危

険であり天上黄河と言う人物は自分がこの過去に来て予想外であ

りイレギュラーな存在だと確信しています そのためと言おうと

した中
そこに黄河を撃つんでしょ なら私を連れてってとミレイユさん

が割り込んで言ってきた

それに対して神選組の大嶽丸が気軽に言いますけどお嬢さん?そ

れはと止めようとするとラウルが手を上に伸ばし
ミレイユさんに 家族の敵を撃つと言う意思を感じますと言った

ミレイユさんがその通りです だから兄弟の敵を私がこの手でと

言うと
ラウルがミレイユさんの気持ちはすごく俺はわかります 自分も

そうだから と真剣な顔をして言った

しかしそれで打たれたから撃っていい訳じゃないんですよ 気に

食わないから殺してそうやって生まれた憎しみから殺されたから

殺してを繰り返す 正義の正当化と勝手に殺人の理由として そ

うやって戦いの連鎖を人は生み出す 

それもまた利用するのが太古から存在する裏の組織の奴ら

だからこそ裏の組織の奴らが望んだ狂気じみた夢の実現の阻止の

ために あなたがここで掴める幸せを掴んで欲しい
そう言うと ミレイユさんは ダメよ そんなことを言われても

と言って泣き叫ぶ

すると珊瑚がミレイユさんを優しく手を伸ばし
今は理解出来ないかもしれないけど この子が言う優しさを受け

入れれるようにと言った

それからラウルはひとりコーヒーを片手に青空を見つめ外で休ん

でいた

そこへレインさんが来て
聞いたぜ お前 未来の私に育てられたんだってなと言って来た

ラウルがレインさんと言い涙目になる

レインさんが無理しないで良いんだぜ お前を見ていると昔のア

レックスを見てる気分になるよと言った

レインさんと涙し泣きつくラウル

するとレインがラウルに未来の私ってどうだった?と尋ねる

ラウルはすごく優しくて 俺とルカを一生懸命に育ててくれた恩

人でしたと言うのだった

レインさんがそうか それはよかったよと言ってラウルの頭を撫

でる

レインさんがそんなラウルに この戦い 生きて帰ってこいと言

うのだった

ラウルが 分かっています
そう言いながら ルカの笑顔を思い出し
思い繋げるその笑顔にっと言うのだった

 

場面変わり

 

珊瑚はアレックスの珊瑚の涙を手に持って
あなた 私たちはこれからどうすればよいのとひとり泣いていた

すると 珊瑚様 至急来てください ポリスの親方様から連絡がありますと言って呼ばれるのだった

 

 


場面変わり 裏の組織ペンタゴン

 

 

火星の秘密裏にある

本拠地 エルサローズ 内部で

例の月レーザー ミミラージュの極秘データを元に製造をしてい

たところが映る

ネスト連合めっ 極秘裏に古代の禁じられた兵器を開発し既に前

の対戦で使用するなどなんという驚異のものだと言う整備員A

しかしよかったよ その代表であるグロンドルフが倒されて何よ

りだと話す整備員B

しかし倒した娘ってのもまた厄介でって話じゃないかと言う整備

員A

場面変わり 榊がエルサローズの内部である金髪の少女と話をして

いた

予想外 実に予想外だよ 天上黄河はっと言う榊
このままほっとく訳にはもういかないですよね あの宇宙の帝王

のようにと言うと

そのとうり ですが彼にはまだやってもらうべき仕事があります

のでと答えた

へー それってアテナが報告したさらにイレギュラーなことだね

と聞く榊

 

ええ そのために支配の面をつけさせたゼロが見せてくれるから

と言うのだった

時の龍 ククルカンを扱った愚かものがもう明石宏という人物と

奴が知る人物だけでは無いということだねと言うと

私はなんとしても実現させてみせる 例えどんな敵が来ようとも
狂気に満ちたことであろうと言われようとも
あの子が言うやり方ではダメだと分からすために

先代の私の一族が成し得なかった夢を

 

 

 

それから数日が経過する

凛が黄河とイチャつきながら黄河と手をつなぎ一緒のベットで寝

ていた

 

凛が信じていた正義に今日も囚われる 
後悔をして進んでもそれでも私が望むことって黄河 あんたと分かりあってあんたのことを知りたい
だから答えて

黄河っていったい何がしたいの?と尋ねると

裏の組織の存在って知ってるか?と言う

凛が裏の組織ね プロフェッショナルGBとかパパが言っていたペ

ンタゴンと言う組織のことねと言うと


黄河がお前はひとりの人間がいいように歴史を進めてきて 戦争

を起こされたらどうする?と聞いた

凛は
それは

裏の支配者どものいいように未来を潰されてたまるかっだよね

ひとりの人間のための未来ではないんだよと答える

黄河が答える

自分たちが儲けるために歴史を改善して来たこととありえない願

いを叶えるための計画だとか
 
それはすごく身勝手で何より退屈な理由であり世界を裏で支配す

る側が紛れもない小物である何よりの真実である
人であるならば奪い合う中の頂点に立つのが自然だがその行き着

く先には退屈が待っている
そう答えた
凛はそうね なら黄河はどうする気なの?と聞くと

 

裏のひとりのために世界の文明が崩壊したり苦しんだり
世界の文明が低い状態の中生きることを強いられるような時代を

終わらせたい
だから

俺は俺のやり方で裏の支配者どもを打ち砕きたい
人が人として生きるために裏の支配者は存在してはいけない
だけど俺は手を汚した それであんたの父を殺した けど俺はお前が

愛しかった
お前を今はこのまま愛したい そういうのだった

凛がそんな黄河にできるよ きっと 私が付いてるから だから

もう誰も苦しまない世界にしようねと言った