珊瑚の伝説 逆襲の黄河 四十五話 (百七十三話)そして過去へ

 

未来ラウル編 五話

ラウルの住む世界はルカのサファイアにより氷つけにされ地球には大きなサファイアが青く光り輝くのである

しかしラウルは時の竜 ククルカンとともに過去へ飛んでいた

白い光を放ち一瞬でラウルが生まれ育った世界の場所から去って 時空を移動するのは一瞬であった

気が付けばラウルは荒れ果てた見知らぬ土地へと移動していた

レインさーん 俺はと言って崩れ悲しむラウル

嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だ 嘘だと叫び ルカが
ルカの幸せを俺は願っていたのだと叫ぶラウルにククルカンが気持ちはわかるが落ち着くのだ少年 お主は託されたのだろう?と言われる

俺は助けられなかったと叫ぶラウル

すると遠くで戦闘の音が響いていた

駆け抜けるラウルにククルカンがよせ 歴史を変える気か!!!と止める


するとラウルは目の前に大きな青龍を目撃する

あれはあんたと同じ竜んだよな?と聞くラウル

その龍が 四章シーザー出てこい 俺と戦えと叫ぶ!!

なんだ どういうことだと言うラウルにククルカンが過去に来たのだ 
お主はまだ生まれていない過去にと言う
すると気配を感じたククルカンが ラウルに来るぞと警戒する

するとそこに零様がとつじょ現れるのだった

零様が驚いた 何年ぶりかなククルカンと言う

誰だと言うラウルに
零様が この子はいったいなんだ 我が娘の珊瑚とそっくりだ それにロイヤルカリバーだとと驚く


俺はラウルだ 母さんを知っているのか?と尋ねると
零様がそうか やはり未来から来たものだなと理解する

 

すると ドカーンと遠くで衝撃波が響くのである


ラウルが向こうで戦闘しているのかと向かう
零様がやめろお主はこの時代のものでは無いのだろう?と焦って止めようとするも ラウルが遠くで父さんの声がするぞと言ってオーバードライブの炎の翼を出して飛んでいくのであった

その頃

この時代の
アレックスがカイオウっていったよな? 俺を本気で殺すのであればまずこいつをまともに受ける覚悟は出来たか?と言う


そこへラウルがあれは父さんと言って行こうとするところを零様が取り押さえた
馬鹿をするなと取り押さえる零様だったがラウルが俺はもう誰も
失いたくはない ルカの幸せすら守れないなんてとそう言うと あれは父さんとこの時代のアレックスを目撃するのである


じゃあいくぞーと叫び特大のサイズのジュラシックメテオをカイオウめがけてぶっぱなした

カイオウがボロボロになりながらも俺を 俺をなめやがってと言って特大サイズのジュラシックメテオをぶっ壊そうと殴りかかる


ちょうとその時 ラウルはあいつ父さんの邪魔をするのならばと言ってものすごい念力をカイオウに放つのであった

 

 そしてカイオウがラウルの力により  なんだ 力が入らねぇ? どうした なんだ となるカイオウは遠くでアレックスとは別のさらに強大な力を受けていた
それはラウルであった

零様がいかん こいつは想像以上だ
天元邪王神眼を発動するなんてと驚きつつ抑える

カイオウはそんなラウルの力におされ
こいつはなんだ 目の前のガキ以上のちからはと思い何も出来ないままアレックスの特大のジュラシックメテオに押され空中でズドーンと爆破した

シーザーが珊瑚に伏せろと言って近寄る 

すごい衝撃波が放たれ周囲を襲う

カイオウの部下達は まさか か か か カイオウ様がと言う

そこにカイオウのものであろう珊瑚の涙が落ちていた

ラウルはやったぜと言うと零様がラウルとともにテレポートしてときの龍のククルカンのとこへ飛んだ
そして ここではまずいから来てもらうぞと零様が言うと時の龍とラウルは零様のテレポートで飛ぶのであった

そこは伝説の島 アトランティスであった

なんだ また時空を移動したのかと驚くラウルに
詳しくはわからぬがお主から聞きたいことがあるから話せることを言えと零様は怒りぎみで言った
しかし
ククルカンはそんな零にこの子は今 自分の住む世界で父と母を殺され育ての者と愛する妹とたった今死に別れたばかりなのだ
今しばらくこの子が落ち着くのを待ってはくれぬかと言った

すると零様がそういうことか 
そう言うと 見るが良いと指差す方向にマスターソードのように突き刺さったロイヤルカリバーを見せるのだった

ラウルがその剣 凛姉さまの形見の剣と同じだと言うと

零様がこの剣が二つと言うことはやはりお主は別の未来から来た者で良いなと聞いた
ラウルがはい と返事をして
零が名はなんと言う?と聞くと
俺はシバサキ・ラウル・グレーデンです


父はブリオン軍とポリス軍をまとめたとされる俺とルカに優しくしてくれた憧れの人 アレックスと母は優しく僕とルカをなだめてくれた珊瑚母様ですと答えた

零様はそうか お主はアレックスと私の娘の珊瑚との子供なのだなと言う

ラウルがはい

 

それに姉の凛は前の戦争と言っていたブリオン軍とネスト連合っていう敗北した軍との戦闘で大活躍したんだよね
でも 姉さんは と思い出し落ち込むラウルである

零様が事情はなんとなくわかった だがラウルよお主は未来からこの過去に戻って時代を変えるために託されたのだろう?と聞かれ

ラウルがはい 俺はルカが平和で幸せに暮らせる世界のために結末を変えるために来ましたと答えた

そう言いながら 何かを思い出しポケットの手帳を取り出し
そうだ 赤城さんと過去で起きる出来事をメモしたんだったと言って零様に渡すのであった

ふむふむ ラウルは過去では明石宏と名乗ることと書いておるなと言う零様

それは赤城さんがつけてくれたなと言う

 

零様がククルカンにこの子はしばらくの間預かるのでここで待機してもらえないか?と聞くと

良いだろう だがここには誰も来ないのだろう?とククルカンが聞くと

当然だ ここは今や私以外の者は立ち寄りできぬようにしてある
例えどんな海賊でさえもと言った

するとククルカンが裏の組織のペンタゴンと言う存在はご存知かね?と零様に聞いた

零様がペンタゴンだと? 裏で動いているのはポリスが取り締まっているのでは無いのか?と驚いた顔で返すと

ククルカンがやはり ここは情報をお主と共有した方が良さそうだなと言って話をした


零様はククルカンの話の後やることがわかったと言ってラウルを連れて自らの城へ飛び
ラウルを休ませる間零様はやることがあると言ってどこかへ向かった

三日後
それからラウルは

神人の王族の集まってもらっている会場に姿を現すのだった

スカモンジュを打ち破り約二年後の現在世界を騒がせるアレックスの記事を見ている神人の王族

 

 

なんのようだね わざわざこんなところまでと言う王の一人

そのすぐ後ろに零さまが出てきた

あなた様までどうしてと神人の王族一同が驚く

失礼 ここにいる兵士は表に出てくれと言う零様

ラウルがゼルスを見て あなたは とゼルスのことを言おうとすると 零様が事情はみんなわからないんだ だからまず話してからと言った


零様と座るラウル

父さん いや ある男について話がと言うラウル

零様がラウルに 今はアレックスくんは君と同じくらいの子供だよと言う

どういうことですかと固まる神人の王たちに  ここだけの話です 僕は今から約20年後から来ました シバサキ・ラウル・グレーデンですと話すのだった