珊瑚の伝説 逆襲の黄河 三十六話 (百六十四話)グロンドルフとの出会い


航海の中 グロンドルフとの出会いは突然だった

グロンドルフ(ポケピース)

六王拳の船だが見たこともない船でありでかい潜水艇であった

そこで
ほう この船には子供だけが乗っているようだなと不思議そうに見つめるグロンドルフ

お前は海賊かと警戒するドクラに

我々は今海賊を取り締まって今本国へ帰還する真っ最中だとこと

それを聞いて兄弟はグロンドルフの船に乗り 自分たちは神人であり悪い奴らによって両親と生き分かれてしまったと打ち明けた

すると そうか それはとても辛かっただろうなと返すグロンドルフ

こいつらが行方不明となった神人の例の家族たちかと呟くグロンドルフ

そのグロンドルフにひっそりと見つめる弟のロシューを見て

データが本当ならばこちらで管理せねばならないなと思うグロンドルフであった

船に入ると自分たちよりすこし上くらいの11歳の女の子たちが10人くらい出迎えて来た

えー ここは子供を保護しているのですか?と聞くドクラペッコに
彼らは全て私の部下たちだよと言うグロンドルフであった

それより君たちはこれから汚れた世界から離れのうのうと何も知らないまま生きていく気かな?と尋ねられる

その問いに ドクラペッコがえっと その汚れた世界で母を探して欲しいですと答える
ロシューも お願いです 母があの島から連れ出されて悲しいんだ 母は僕たちを心配して自分を犠牲にと言う

するとグロンドルフが すこし落ち着きたまえ

君たちは何も悪くはない それに母がいない間そこの女の子たちとやってけば良い
それで私が今は 君たちの上司として存分に可愛がってやろうと言うのであった


それからドクラペッコとロシュー兄弟はグロンドルフの部隊について回って
海賊どもを取り締まるお手伝いをするのだった
主に皿洗いや洗濯や掃除であったが 肝心の戦闘はと言うと グロンドルフが単独で問題は無いとのことですべてひとりで行っていた

グロンドルフは俺の部屋には愛人として船の女の子たちとともに寝るから入るなと言うことで兄弟は入らなかった

この時 グロンドルフが違反を犯したことでのこういった処罰中だと言うことは後で聞かされる

それから兄弟は神人の家に戻ることか出来た

ドクラ兄弟は自分たちが住んでいた家に向かい父と母の事を思い泣き叫ぶ


そこで兄弟たちだけではどうも生活は厳しいだろうと言うことでグロンドルフから ジュリアという女の子がメイドとして世話をするようについてくれた


それからグロンドルフは弟のロシューの力を密かに自分の力におきたいと言う欲求から彼ら兄弟から親を奪った者たちへ復讐したくはないか?と言う提案を出されるのである

ドクラペッコは復讐よりも母を探しにいくと言うことだった
ロシューも同じくと答えた
するとグロンドルフが甘ったれるなと怒鳴り散らした

ものすごいオーラを放つグロンドルフ

そこの弟よ 俺は知っているぞ とんでもねぇ強さを秘めてることをと言うグロンドルフ 
兄もそうだ 俺はお前たちの秘めた力に感動してね
なに悪いことは言わないが 母を助ける手助けをするからその後君たちは俺の正式な部隊へとはいってもらうと言ったのだった


それから
さらわれた母を探しに出るドクラペッコ兄弟とグロンドルフだったが
さらわれた場所に戻って捜索するもそこはもぬけのからだった

やはりすこし前に他の神人の力で制圧された後だったかと言うグロンドルフ

ひどいと絶望するロシューに
お前たちはやはり強くなれ この世界と言う腐った連鎖を打ち砕けるようにと言う
そのためにまずは手配してやると言うのだった
そして
グロンドルフは悪しき神人の抹殺の計画をドクラペッコ兄弟に話すのである 


しばらくして戦闘訓練をうけて強くなった兄弟は

グロンドルフを通して本当に排除しなくてはいけないのは悪い神人なのだろうと理解し

奴隷制度をやめされるため奴隷売り場に向かう そして卑劣

な神人たちにクズな事をしやがってと思いながら奴隷が縛られているところに向かい開放する

奴隷に助けるから俺たちと来いといい出し奴隷を開放し開放した奴隷たちとともに奴隷売り場を襲撃し始めた
この行動はグロンドルフは予想外だった


 それから六王の戦力の シュウ大佐が現れ開放された奴隷たちを沈める中ドクラとロシューはシュウにお前たちだなと見破られ消されそうになる中グロンドルフが現れ

シュウの攻撃を能力の砂でかばい そいつらは訳ありでね あの方のお気に入りなのだと嘘をついて
ドクラ兄弟を逃がすのだった

  シュウはロシューを

睨みこの時恐怖でいたロジューはやや邪王神眼になっていたため シュウはあのガキ やはりあの方のお気に入りなのは本当だな しかし 神人?

でも天上の血筋か または純粋な神人の子供なのかと思いながら去っていった

それからグロンドルフはドクラペッコ兄弟によくもまあやってくれたなと怒鳴る

そこで

 父さんと母さんはあの連中と違う生き方を望んで生きてきたなのにあの連中のせいであんな事にと泣き叫ぶドクラ 俺は 俺は と言う ロシューはただ黙っていた
しかしグロンドルフは
 だがこれでちゃんと話そうと言って
あの島を焼く計画を遂行するからお前たちは私の暗部につけと命じた

暗部ですか?と聞くドクラ兄弟に 君たちが犯したことは大問題だぞ
分かっているのか? 死刑だぞ だが君たちのその力をみすみすアホどもから奪われて言い訳がない それも君たちの善意のせいでと言った

 それから兄ドクラペッコが弟のロシューに出生を恨むな 俺たちは神人でも正しい神人だ どんなことがあってもけっして汚れてねぇと言うのであった

 


それから神人の島は焼かれるのだった
ブリオン軍と新たに出来上がろうとするネスト連合の時代の始まりである
天上界に残った 悪しき神人がいる場所で

突然現れた 人型飛行可能なフレームドール達が襲ってきた
何だえ? この巨人はと言う悪しき神人達に容赦なく襲い殲滅を始めてきた

このゴミどもが ここはお前ら豚が住んで良い場所じゃなくなったんだと言うフレームドールのパイロット

我らネスト連合のものなのだ


聖地天上界はもはやもう六王拳のものではなくネスト連合が支配する本部へと変わっているのである

 

 その時ドクラは微笑み これで俺たちは開放された
ロシューはなにやらすこし怖がる感じだった

 ドクラ兄弟はこれで俺たちは普通の人間だ だがグロンドルフのようではなく俺たちで世界を平和にしていこう ネスト連合内でと言うのであった

 

 

 


そして数年
ドクラペッコはネスト連合から渡された珊瑚の涙から蜘蛛の糸の能力者として覚醒し始める
弟ロシューは邪王神眼を開眼した接近戦タイプの能力者となった

 

 クロス王国という剣士が集まる国がありそこはネスト連合の領土付近なのだがそこはネスト連合の部隊が攻め落とせないと言う状態だった
いわば六王拳に忠実だった

シュウとそいつの部隊が守っているようで落とせていないという事でドクラ兄弟とネスト連合のアイクの部隊がクロス王国に攻めるのであった クロス王国に向かう前に

クロス王国のシュウに勘付かれそこでドクラ兄弟はかつてのザウゾという男と出くわし 奴がシュウの部下となっていて兄弟と交戦した


兄弟の前に あの時の男が立っていた
見覚えがあった
貴様あの時のとブチギレて迫るロシュー
しかしシュウが迫るロシューを防ぎ侵入者めと交戦する
そこをどけと言うロシューに糸をだしてザウゾと戦う兄ドクラペッコであった


ザウゾと交戦するドクラ ドクラは蜘蛛の糸

でザウゾの動きを封じ込めるように設置した糸を絡ませるもザウゾはそれを簡単に見抜いて糸を切りながらドクラに迫るのだった

シュウの部隊はとても強かった

 

アイクがまずいぞ 援軍がこちらへ迫ってくる
もしや これはグロンドルフの奴が言っていた魔獣か!!!と叫ぶ

あのアイクさんがここまでビビっていると言うことは何かと驚くドクラに

勘付かれては仕方ない

極秘なんだが魔獣の
ジャッカロープの群れ 別名大量の肉食うさぎの餌食となるがよいと言った

ジャッカロープだとと驚くアイク

おい まずいぞ 俺の能力でも叶うわけが無いかもしれない魔獣だ 一旦引くぞとアイクが怒鳴る

しかし ロシューはうるさいと叫び
よくも よくもと叫んで
ザウゾを攻める

おい 撤退しねぇと食われるぞと忠告するザウゾに
お前だけは許さないと叫び追い込むロシューは覚醒する

そこへ 
ジャッカロープが出てきた
ロシューへ迫る 
ジャッカロープだがうざいと一言言ってその敵をなぎ倒しザウゾがおい 俺たちも食われるのは嫌だぜと逃げる中 逃がさんよと言ってグサリとザウゾを突き刺し ぶち殺した
 


シュウが覚醒したロシューの強さをみて
シュウはやはりあの時の少年か!! そしてこの目 まさしく邪王神眼だ!!といい大きな刀とロシューの剣が交わる  ドクラはすげぇ

と思いながらその光景を見る そらから
囲まれたと言って

おい 逃げるぞとアイクが周囲を凍らせて
吹雪(アイスワールド)によって攪乱しシュウの部隊から撤退する事に成功する 

その場から脱出し逃げることが出来たが 何を考えているロシュー 奴らに乗せられてみすみす全滅だったじゃないかとアイクが怒鳴り叱るのであった

しかしアイクは まさかあの魔獣 シュウの手のうちにあるとはな それでは例の裏の組織と関係が怪しいなと思い報告するのであった

 

それからドクラ兄弟は六王拳シュウに俺の手から逃げるとは流石だなと認められるのだった

 

 
ドクラ兄弟はグロンドルフに今回の任務で成功はしなかったものの例の魔獣の件の目撃から生きて帰ってきてくれた事を感謝したようで またクロス王国を攻める任務に参加してくれと頼まえるのである