
と思っていたら、この日初めてお会いした、パパにも似ていましたよ

メムちゃんは絵がだいすき

アルファベットにササッと顔がついたり、様々なものがメムちゃんによって芸術の素材となります。
色ももちろんきれいだけれど、こういう発想って才能だと思う。
実は規則性があって計算されていますよね。
真ん中がお花がモチーフで、左上がシャボン玉
と教えてくれました。

そうだと思った

実は私も小さい頃から絵が好きで、小学一年生の時に金賞をもらったひまわりが、今でもおうちの額の中で咲いています。
賢治の絵画とは並ばない壁でね

その後も植物画がすきで、イギリスの高校でも美術を専攻していました(高校から全ての学科が選択式なんです)。
2年間、本格的な画材に触れながらの美術の授業は、厳しい生活環境の中で、時を忘れるほど没頭できた楽しみのひとつだったりしました。
一際変わり者で学内でも有名だった美術の先生は、私のことをなかなか可愛がってくれました。
のちに学校の冊子に起用された作品は、やはり大きなセピアの薔薇でした。
薔薇の写真を撮ってきて、白黒に加工。それを黒のチョーク(炭かな?なんだったかしらあの画材は…笑)を使って、陰影のみで描いた作品でした。
紙いっぱいにお花の絵を描くのがだいすきでした。
賢治は昔、歌がだいすきでした。
歩くジュークボックスと言われていたほどに、一日中歌っていました。
今思うと、あの幼さで、あの音程の正確さと音感は、かなり抜群の音楽センスだったと思います。
才能とはわからないものだけど、私たち姉弟は、どちらかが絵を、どちらかが音楽をやることになっていたのかもしれないな、とふと思ったりします。
そう、話は逸れましたが、メムちゃんは英語の生徒ちゃんなのです。上の絵は、英語のレッスンの中で描かれたものではもちろんなくて、ママが写真を撮ってみせてくれたものです。
これ!みてキレイでしょ



と、嬉しそうに携帯で絵を見せてくれるメムちゃんママが、私はだいすきです。
ウチの子すごいでしょ!いい子でしょ!ってあんまり聞かないな。それが不自然だな、寂しいなと、帰国してから感じるようになりました。
謙虚な心も大切だけど、素敵なことを、単純にイイね!と言うことも大事なことだなと思います

近くても遠くても、伝えなくちゃなかなか伝わらない、愛してる愛されてる感覚って大切だなと思います

メムちゃん作
