最終日 | I think I have a good chance.Yuka Watanabe

I think I have a good chance.Yuka Watanabe

渡邊優香(わたなべ ゆうか)のブログ


ホームページ http://yukawatanabe.wix.com/-loveandforgiveness

賢治の個展は毎度、色々な方との再会や、新たな出会いをもたらしてくれる場です。
会場にいられたことが、私にとって今回が久しぶり!というのも理由のひとつですが、改めて、そういえば賢治の個展て、温かいパワーに溢れてるょナと、新鮮に実感しました[みんな:06]

ゆうか、お姉ちゃん、ゆうかちゃん、ゆうか先輩、ゆうかさん、ゆうか先生…などなど、歴史を感じます笑[みんな:07]
元気で再会できることが必ずしも当たり前ではないし、それが叶わないことが、決して珍しいことではないのだと、酷ながら実感させられることが少なくありません。

同級生はみんな大人になりました(そりぁそぅですが[みんな:08])。前回産まれたばかりで抱っこさせて貰った友人のボーャが、歩いていて、外にはショベルカーがあったよ!と教えてくれました[みんな:01][みんな:02]

毎度個展では、その時々のテーマや、賢治の画歴、写真を、パネルにして飾っています。今回のパネルは私が手がけました[みんな:03]
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その中で質問を集めたのが、2008年のこの写真の⤵
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この人⤵
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Q.アロハシャツのこの方(笑)はどなたですか⁇
A.実はこの方は、脳外科の高橋義男先生。テレビをご覧になってご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、心が深く男気溢れる偉大なお医者様です。(上の写真、途中で母が手書きのふきだしをつけました[みんな:12])

今朝先生からお電話をいただきました[みんな:09]
「どうしても忙しくて今回は行けなくてごめんな!賢治によろしくな!それと~あれだ!かあさんとねえちゃんの顔も入れて、賢治のパネルんとこで写真撮って、"がんばれ高橋"ってデッカく書いて送っといてくれ[みんな:10]
という先生です笑。
患者にもがんばれ!と力強くエールを送ってくれますが、患者とその家族も、先生がんばれ!とエールを送ります[みんな:11]
賢治も長年お世話になっています。たくさん大変な思いをされてきた方です。全貌はドキュメンタリー漫画"義男の空"でご覧ください[みんな:14]今度七巻が発売されます[みんな:14]
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毎度、会場で涙を流してくださるお客様が少なくありません。
「もうダメかと思っていたけれど、もしかして何かがあるかもしれないと思って来てみてよかった。もう少し頑張ってみようかしら。」
かつてこれを聞いた経験は一度や二度ではありません。ご老人、手術をなさった方や、心が疲れている方、身体が疲れている方。この世の中に果たしてどれほどの人が色々な悩みを抱え、何かしらの救いを求めているのか。
その何かを優しく受け止めて、何処かへと導いてくれる賢治の絵も、
何かを賢治の絵から受けとってくださる方々も、共に、本当に素晴らしいと私はおもいます。

受付で涙をポロポロ流しながら、
二年間かけて貯めたの、画用紙代にしてね。
と言って、賢治へ贈り物をしてくれた小柄なおばあちゃんがいました。
きっと前に見てくれた個展から、今回までの期間、毎日毎日、賢治を想ってくれたのでしょう。
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頂いたのは、紛れもなくおばあちゃんのあたたかい心でした。

本日の15時をもって今回の個展は終了をむかえます。
お忙しい中お運びくださった皆様、本当にありがとうございました[みんな:13][みんな:14]