気ままにサッカーライフ -15ページ目

ワールドユース

このブログがメンテ中にワールドユースも終わってしまって、大きい試合がないのがちょっと寂しくなりますねぇ。


決勝戦はアルゼンチンが2-1でナイジェリアに勝利して優勝。

ブラジルが2-1でモロッコに勝利して3位で大会が終わりました。


振り返る前に一言…

TBSの3位決定戦、座談会で試合の実況をするんじゃない!(怒)

特に水沼さん、試合と関係ない自分の過去の話とか試合中にしないで欲しかった…

ブラジルのだらだらとした試合展開とあいまって、ちっとも楽しめなかったです。


3位決定戦はさっきも言ったけど、ブラジルのモチベーションが全く感じられなかったですね。

前回優勝なだけに、勝っても3位だと盛り上がらなかったんでしょうけどね。

攻め込みながら覇気のないプレーに終始し、チャンスをことごとく生かせてなかったように思います。

その気の緩みからか、前半終了直前モロッコにオウンゴールという形で先制点をプレゼント。この時は、「あ、これで終わったかも。」と思ったくらい、ブラジルに覇気が感じられませんでした。

後半に入っても、ブラジルの選手は「いつでも得点できる」と感じていたのか、チャンスを作ってもフィニッシュにいけない…ようやくお尻に火がついたのが後半30分過ぎてから。

それでも、それまでのプレーのツケかモロッコゴールを割れない…モロッコの守備がしっかり統率されてた。と言うより、無謀な個人技で何とかしようといった所を潰されてたように思います。

ブラジルの得点シーンも、相手のミスと、余計な事をして一人少なくなったモロッコのおかげといった感じで、正直すごいなと思うことが一つもなかったですね、この試合。


アルゼンチンvsナイジェリアの試合は、3位決定戦と比べるとかなりの驚きを持って見ました。


まず、ナイジェリアのアッタク陣…コイツらやばすぎですね。

A代表の方は予選でかなり苦労してるみたいですけど、そんな事を全く感じさせないプレーをしていました。

試合は負けてしまったけど、内容的には(特に攻撃)アルゼンチンより一段上を行ってましたね。

持って生まれた身体能力と、独特のリズムで切れ込んでくるドリブルは正直、日本のA代表でも手こずるんじゃないかと、本気で思ったくらいです。


アルゼンチンは防戦一方になりがちな展開の中、良く先制点を入れれたな。と思います。

メッシ、彼は凄いですねぇ。ホント一人でアルゼンチンを優勝させてしまったように思います。

なかなか攻められない中でカウンター気味に一人で持ち込んでPKをゲットしたり、ドリブルのテクニックにはナイジェリア選手のそれとはまた違った次元の凄さを感じました。

バルセロナで最年少ゴール記録と叩き出し、将来を期待されて2010年までの契約延長と、未来のスター候補のプレーにはかなり惹きつけられました。


今大会はメッシの大会と言っても過言ではないかも。優勝、大会得点王、大会最優秀選手とタイトルを総なめ。

ただ、ベストチームは?と聞かれると、自分は迷わずナイジェリアと答えるでしょうね。

それだけ、チームとしての攻撃力のインパクトが強かったです。


北京五輪でまたこの両チームはきっと出てくるでしょう、その時日本がどれだけ対抗できる力を付けられるか…今の監督だと一方的なサンドバッグ状態だな。と絶望的な気分にもなりました(苦笑)

2005コンフェデ杯 全試合結果

グループA

アルゼンチンvs●チュニジア 2-1 得点者(ARG)リケルメサビオラ (TUN)ゲマムディア
ドイツvs●オーストラリア 4-3 得点者(GER)クラニィメルテサッカーバラックポドルスキ (AUS)スココアロイージ(2)


ドイツvs●チュニジア 3-0 得点者(GER)バラックシュバインシュタイガーハンケ
アルゼンチンvs●オーストラリア 4-2 得点者(ARG)フィゲロア(3)、リケルメ (AUS)アロイージ(2)


ドイツvs△アルゼンチン 2-2 得点者(GER)クラニィアザモア (ARG)リケルメカンビアッソ
チュニジアvs●オーストラリア 2-0 得点者(TUN)サントス(2)


グループB

ブラジルvs●ギリシャ 3-0 得点者(BRA)アドリアーノロビーニョジュニーニョ・ベルナンブカーノ
メキシコvs●日本 2-1 得点者(MEX)ジーニャフォンセカ (JAP)柳沢


日本vs●ギリシャ 1-0 得点者(JAP)大黒
メキシコvs●ブラジル 1-0 得点者(MEX)ボルゲッティ


日本vs△ブラジル 2-2 得点者(JAP)中村大黒 (BRA)ロビーニョロナウジーニョ
メキシコvs△ギリシャ 0-0 得点者 なし


グループA
1位ドイツ(2勝1分)、2位アルゼンチン(2勝1分)*総得点差によりドイツの1位


グループB
1位メキシコ(2勝1分)、2位ブラジル(1勝1敗1分)*得失点差によりブラジルの2位


準決勝

ブラジルvs●ドイツ 3-2 得点者(BRA)アドリアーノ(2)、ロナウジーニョ (GER)ポドルスキバラック

アルゼンチvs●メキシコ 1-1(PK6-5)得点者(ARG)フィゲロア (MEX)サルシド


3位決定戦

ドイツvs●メキシコ 4-3(ex1-0) 得点者(GER)ポドルスキシュバインシュタイガーフートバラック (MEX)フォンセカボルゲッティ(2)


決勝戦

ブラジルvs●アルゼンチン 4-1 得点者(BRA)アドリアーノ(2)、カカロナウジーニョ (ARG)アイマール


★2005FIFAコンフェデレーションズカップ優勝国 ブラジル

★大会得点王 アドリアーノ(5)★

コンフェデ杯決勝 ブラジルvsアルゼンチン

ひょっとしたら一方的な展開になるんじゃないかと思ってましたけど、まさかここまでスコアに差が出るとは思ってもなかったですねぇ…


キックオフと同時にブラジルの選手に襲いかかるようにつめて行くアルゼンチンの選手を見て、「精神が疲れを上回ったかな?」と言うよな印象を受けました。


アルゼンチンは相変わらずのリケルメにいったんボールを集める戦い方で、ブラジルはそれを良くわかってるようで、リケルメを早めに潰しにかかってました。もう一人のキーマンであるソリンも中央に行くのでやはり中央突破的なイメージで攻めてたように思います。


ブラジルは初めのうちはアルゼンチンの素早いチェックによりボールを繋げられず、狭いスペースで窮屈なプレーに終始してたように思いますが、前半11分、アドリアーノがエリア外からの強烈な左足のシュートで先制!GKルクスが反応するも、それ以上のスピードでゴールネットに突き刺さった強烈なシュートでした。

ブラジルの攻撃はチェンジサイドを上手く使いながら、そこにロナウジーニョカカが上手く絡んでいたように思います。

ブラジルの追加点は先制点からのわずか5分後の前半16分。カカのゴールネット隅に決まるミドルシュートで2点目をゲット!アドリアーノと違いGKの位置を確認してから巻いて入るようなシュートでした。


ボールポゼッションではアルゼンチンが上回っていましたが、ブラジルは肝心な所ではスペースを与えず、リケルメの中央寄りの攻撃をいち早く詰んでいたように思います。


前半はブラジルが思い通りに試合を展開していた感じが強かったですね。逆にアルゼンチンは昔のダーティーなイメージがそのまま色濃く出たような展開しか目に付きませんでしたね。前半だけでアルゼンチンに3枚のイエローカードソリンは本来なら2枚目のイエローをもらってもおかしくないようなプレーがありましたし。コロッチーニロナウジーニョに明らかに挑発的なタックルを仕掛けたり(ロナウジーニョも報復でイエローをもらいましたけど)アルゼンチンはプレイの精彩を欠いていたため、こういうところが非常に目に付いてしまいました。


後半に入って、選手の交代があるかと思ったんですが、アルゼンチンは動きませんでしたね。個人的にはあまり機能してなかったFW陣と、上手く連動できていなかったMFへの梃入れが必要に思ったのですが…


後半開始早々に試合が動きます。またもブラジルの効果的なチェンジサイドからシシーニョのドリブル突破、ゴール前でいいポジションをとっていたロナウジーニョがGKの股を抜くようなシュートで3点目!ブラジルの試合運びに着いて行けてないアルゼンチンを印象付けたシーンのように思いました。


そして、アルゼンチンが拙攻を続ける中、止めとも言える4点目がブラジルに生まれました。

左サイドでロビーニョロナウジーニョとキープしロナウジーニョチェンジサイドシシーニョがゴール前に上げ最後はアドリアーノのヘッドで4点目!完全にアルゼンチンのDF陣が振られすぎて着いていけてませんでした。


アルゼンチンアイマールを投入し事態の打開を図り始めたけれど、時すでに遅しといった印象は拭えませんでした。それでも、アイマールが入ったことで、サイドも使い始めブラジルの油断からかもしれませんが、そのアイマールが1点返すことに成功。反撃もここまででしたが…


残りの時間もアルゼンチンはボールをキープするも決定的な場面を作り出すことはできず。ブラジルの強さを引き立てる役でしかなかったように思いました。


このブラジルですら、ベストメンバーでないでないのだから末恐ろしい国ですね。

ただ、シシーニョカフーとそれほど遜色なかったのではないのでは?と思います。

アドリアーノロナウドを一緒に使う事はないでしょうが(タイプが似てるため)どちらが来ても、決定的な仕事ができるFWだけに、パレイラ監督は嬉しい悲鳴でしょうね。


コンフェデの優勝はブラジル。得点王もブラジルアドリアーノと、まさにブラジルのためのコンフェデだったように思います。


…ほんと、このブラジルと良く引き分けたなぁ…日本戦は本気じゃなかったのかな・・・と少し気落ちもしたけど、楽しい試合でした(笑)

コンフェデ杯3位決定戦 ドイツvsメキシコ

3位決定戦、日本のメディアからは注目度が低かったみたいだけど、かなり面白い試合でした。

この試合を例えるなら、「若さvs試合巧者」って感じがしました。


前半の序盤メキシコのサイドからの攻撃とチェックの早さが目立ち、ドイツがほとんどノーチャンスであったのを見て、「メキシコ強し」の印象がさらに深まった感じです。

序盤から中盤にかけては、ドイツが全くと言って良いほどボール回しができず、メキシコのゴール前でも単発的な攻撃しかできず、得点の感じが全くしなかったです。

対するメキシコは、ゴール前で危険なパスなどを出し、得点するのは時間の問題かなと言う印象を受けました。それが前半の中盤あたりから、少しチェックのずれなどあり急にドイツのペースで試合が進みだし始めました。「アルゼンチン戦でフルタイムによる疲れかな?」と感じていると前半37分ポドルスキの豪快なミドルでドイツ先制ゴール!これまで好守を続けてきたメキシコGKサンチェスも届かないきれいなシュートでした。

しかしドイツはこの先制点で気が緩んだのか、DFの連携、クリアミスをあっさり奪われ、メキシコFWフォンセカに余裕を持ってシュートを打たれ同点ゴールを献上。この怠慢なプレーにはさすがにカーンもご立腹でしたね。ああいう失点はGKを責められないし、嫌なムードになるもんなんですけど…

そのわずか1分後、ヒンケルポドルスキの綺麗なワンツーパスでゴール前に抜け出し、最後はヒンケルがフリーになったシュバインシュタイガー(長い名前…)が流し込むだけのゴールで勝ち越しに成功。


ドイツは前半だけで、堅守カウンターで強豪国を苦しめたメキシコから2点を奪う上々の滑り出しだったと思います。対するメキシコも前半中盤から押され気味だった中、相手の隙を見逃さず、1点入れた事で後半に期待が持てました。


後半に入ってハンケが相手の挑発の乗るような形で不用意なタックルを仕掛け一発退場の処分。その前に小競り合っていたので、報復行為ととられたようだけど…ホームの選手に対しちょっと厳しかったような気もしますね。

10人になったドイツは5分後の後半13分、フリーキック時の選手交代で流れが一瞬止まった所をメキシコのキーマン、ボルゲッティで同点ゴール!流れが止まった事で、メルテサッカーのチェックミスから追いつかれたかっこうとなってしまいました。

その後はドイツにほとんどチャンスが訪れず、メキシコの攻撃に対し防戦一方といった感じになってましたが、後半34分、コーナーキックと言う少ないチャンスでフートバラックの頭に当たって足元に来たボールを冷静に流し込み三度勝ち越しに成功!10人になってもあきらめない強い意志を感じましたね。


しかし、今大会ドイツの弱点と言えばやはり安定しない守備陣。勝ち越したもののその6分後の後半40分またもセットプレイからボルゲッティがまたも同点ゴール!この失点も簡単にボルゲッティをフリーにしてたように思います。

メキシコとしては後半攻め込んでた時間帯に得点できなかったのが痛かったように思いますね。

そこを耐え忍んだドイツの精神的な強さを感じましたが、勝ち越してからはどうしても若さが出てしまったように思います。


延長に入ってもほとんどメキシコペースで試合が進んでいましたが、ゴール前のクラニィが倒され、絶好の位置でのFKを得ることに成功。そのFKをキャプテンであるバラックがワンステップで蹴り入れ、名手サンチェスも反応が遅れ、四度ドイツの勝ち越しゴール!この時点でスコア4-3…まさかここまで激しい打ち合いになるとは予想してなかっただけに、ちょっと興奮してしまいました。(笑)

その後はメキシコにいいように攻められながらも必死で守り抜き、疲れからか最後の精度を欠いていたメキシコを振り切ってのドイツの勝利。見ててかなり面白かったですね。


メキシコはこの試合マルケスを欠いていたのが響いたように思いますね。あれだけの堅守を誇ったチームとは思えないくらい前半の途中から守備陣が崩壊していたような印象を受けます。後半に入ってドイツが一人抜けたことが結果救われたような気もします。


ドイツは3位で終わりましたけど、本番に向け守備陣の強化が必要になってくるのではないかと思います。

正GKを早く決め、最終ラインに安定をもたらさなければ打ち負ける可能性があると思います。


メキシコとこれだけの試合をしたドイツFIFAランキングでは日本より下…FIFAランキングってホントあてにならないですな(笑)

コンフェデ最終日

ついにコンフェデも最終日を迎える事になりましたねぇ。

今日で終わりかと思うとちょっと残念な気もします。…寝不足の解消にはなりますけどね(笑)


決勝は南米対決で、自分の中でかなり盛り上がってるんですが…

現在、持病の偏頭痛と戦っております(泣)

リアルタイムで見れないかもしれない…一応ビデオに撮っておこうと思います。(涙)


アルゼンチンは攻撃のキーマンの一人であるサビオラを欠いた状態で、ブラジルとの決戦に臨むわけですが、おそらく、その穴はカルロス・テベスで埋めてくるだろうと思うけど…どうなんだろ?

対するブラジルアルゼンチンより試合が一日早かった事、アルゼンチンメキシコと延長までのフルタイムを戦ったことによる疲れで、現時点では若干有利ではないかと思います。それと、攻撃のキーマンを一人として欠かしてない事も好材料ではないかと。

仮にリケルメエメルソンに封じられれば、ブラジルの一方的な展開になるかもしれないと言う予想もできますね。


個人的に、アルゼンチン守備陣はかなり苦労するんじゃないかと…ブラジルアタッカー陣でなく、観客に。

コロッチーニが激しい当たりで、メキシコの選手を負傷退場に追いやった件で、相当のブーイングもあるんじゃないかなと思ってます。(メキシコ戦で最後の最後までコロッチーニはブーイングの嵐にさらされてたし)


もう一つの試合、ドイツvsメキシコは若干ドイツ有利かな?と思ってます。

メキシコは守備の要であったマルケスを累積警告で欠いて試合に臨まなければならないですから。

今大会のドイツは守備より攻撃に力を入れてる感じで、アルゼンチンよりサイドを多く使う攻撃パターンなのでアルゼンチン戦より高い守備意識が必要になってくるんじゃないかと…いずれにせよ、GKサンチェスを中心に高い守備意識のあるメキシコが簡単に崩れるとは思えないけど、マルケスの欠場はかなりの痛手だと思います。

ドイツは守備陣が今大会安定しておらず、失点が多いのが不安材料でしょうか。

若いメルテサッカーフートCBコンビは時折失敗があるのが不安視されます。少しの失敗から得点できるボルゲッティがいるので、この2人のCBコンビボルゲッティのゴール前での戦いも面白くなるんじゃないかなと思います。


いずれにしても、今夜(明日朝か?)全ての結果がでるわけで、非常に楽しみです。


…この頭痛お願いだから止まってください。(涙)