最近よく、「自分の好きを仕事にする」とか、「自分の好きなことは何か?」など、好きなことで生活していこうとか、バリバリのキャリアーを捨てて急にアウトロー的に生きる人たちが特集されていたりする番組をよく見ます。
私たちも含め、40代以上の「THE昭和」世代の人たちは、高度成長時代の親たちに育てられました。物質的にないものを手に入れるため、つまり、豊かになるためひたすら自分の中に知識や経験、さらには相手を圧倒する様なブランド身につけようとがんばっていく価値観が主流だったような気がします。そこでの仕事はまさに「修行」といった感覚で、努力で自分の価値を高めることが大切で、それが最後は自らの豊かさや世の役に立つ人になるということでした。
しかし最近の若い人たち(20代以降)と話をしていると、生きる軸が「豊かさ」ではなく「幸せ」であるように感じます。既に物があふれた時代に生き、物を手に入れるということ以上に「自分らしさ」とか「好きなこと」を大切にするように見えるのです。
好きなことというと、私は山里の温泉に入るのが大好きなのですが、それはエネルギーの充電にはなっても、それで豊かになること(お金を稼ぐ)はできません。つまり好きなことを追い求めても、それは極めて個人的なことで経済活動や、社会と繋がることにはなりません。
じゃあ、好きなことを追い求めて、ゴハンは食べられないのか?我々の世代以上の人でも、究極に経済的に成功しているとされている人は、やはりみな間違いなく、好きなことをエネルギーにしているように見えます。中途半端なのは、年収数千万(?)のいわゆるプチ成功者で、この人たちは、人並み以上に努力ができるという個性(?)で修行のように仕事をして、幾ばくかの人より多くの収入を得て、それを優越感にして、身を粉にして働いています。まさに消耗戦です。そのこと否定しているのではありません。
では「豊かさ(社会ときちんと繋がる)」と「幸せ(自分らしさ)」は両立できないのか?
我々世代は、現状の経済システムの中から幸せや自分らしさを見出そうとし、逆に若い世代は自らの幸せ(自分らしさ)から「豊かさ」を実現すべくアプローチしているように見えます。
じゃあ、この両世代が協力して、つまり、経済や社会の仕組み(お金を稼ぐ方法)は大人の経験を活かし、若い世代にはしっかり、自分らしさをエネルギーにして新しいものを創っていくということはできないのでしょか?やはり若者のエネルギーはジェットエンジン並です。これを活かさない術はないと思いますね。
どんな世代にせよ、自分のエネルギーを大きく出して、まわし続けていける環境や仕事、そして家族や人間関係に身を置くよう各自が工夫していくことが大切に感じます。
長文失礼しました