ネットワークビジネスでお金持ちになれる!

ネットワークビジネスでお金持ちになれる!

今の世の中、何が起きても不思議じゃない。
きまぐれ社会に翻弄されないために、自己資産1億円をめざそう!

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田所さんは元・郵便局員だった。
真面目を絵に描いたような人で、これといった野望もなく、ただ毎日与えられた仕事を黙々とこなし、身の丈に合った生活をして満足していた。

でも、ある日突然、人生を狂わせる大きな事件があった。
民営化の波が、こんな田舎の局にまで及んできたのだ。
パソコン操作に精通していない田所さんは、リストラの対象にされた。

「あと3年で定年だったんですよ。新たに仕事なんかないし、困っていたとき、このネットワークに誘われたんです。でも収入になるなんて、正直なところ思っていなかったよ。ただ誘ってくれた人もリストラされた仲間だったから、つきあいのつもりで、ジュースを買ってやろうくらいでさ」

それが何故月収100万にまで?

「なんでだろうね。ここは小さい田舎町で年寄が多いから、具合悪い人が結構いてね。こちらは仕事なくて暇だから、そういう人のところに行っちゃあ、買い物してあげたり、病院について行ってあげたり、草刈してあげたりしているうちに、なんとなく広まったっていうか・・・。一郎さんがジュース飲んで元気になったよって伝わると、私も飲んでみたいって感じで。
農家の仕事を手伝っていた時は、日焼けがひどくて悩んでいた若奥さんに「これ、使ってみて」って化粧品持って行ったら、周りのひとにも評判になったり・・・。
独り暮らしのおばあちゃんは話し相手になっていただけなのに、「あんた郵便局やめて大変だねえ。わたしも会員になってやるよ」それからお孫さんの分も登録してくれたり。ありがたいね。」

へえ・・・お年寄りでもネットワーカーになるんですね?

「いや、私自身、今まで一度もネットワークで稼ごうと思ったことはないんですよ。ただ正直に生きて、人のために手伝えることをしてきただけです。たぶんみんなも同じ気持ちでしょう。」

でも、月収100万円は目立つでしょう?嫌がらせとか、ありませんか?

「そんなの無いですよ。いま町に介護施設を建てる計画をしているところです。まだ何も具体的に決まってはいませんよ。でも、できたらいいなあって、みんなであれこれ話しているんだ。給食は私が作るよとか、その材料は息子の畑から仕入れるとか、病院の往復に運転手を雇うとか、いろいろね。実現できなくても構わない。そういう気持ちがあるってことが、生き甲斐になるんだね。」

そうか。田所さんは、少し寂しかったお年寄りたちに生き甲斐を広めたんだね。きっと彼らはネットワークなんか、なんだかよく知らないのかもしれない。でも、将来は彼らの子供、さらには
お孫さんの代まで「おじいちゃんのお蔭」「おばあちゃんのお蔭」って言われること間違いなし!

車のCDプレーヤーが壊れて、久しぶりにカーラジオをつけた。

こども相談室・・・なつかしい。まだ続いているんだ。

「日本人が知らない星座ってありますか?」
「**ちゃん、星座はいくつあるか知ってる?ぜんぶで88個認められているんですよ」
へえ、そうなんだ・・・知らなかった・・・
「有名な星座はだいたい北半球で見られる星座なんですよ。だから南半球の星座はあまり知られていないと思います。たとえば「コンパス座」とか「テーブルさん座」とか。ああ、それから北半球でも「髪の毛座」なんていうのもあるんですよ。知らなかったでしょう?夏休みだから、いっぱい星空観測してみてくださいね。」

こんな素朴なやりとりを聞いていると、心が穏やかになるね。

次の質問・・・次の質問・・・

マリアの胸の中にも質問が湧いてきたよ。

「質問です。宣伝を一切しないお店が、みんなの口コミで人気店になると、称賛されて長い列ができたりするのに、健康に良くて、美容にも役立って、フリーな時間で自由に稼げて、幸せになれる術ネットワークビジネスを口コミで広めようとすると、批難する大人がいるのは、どうしてですか?」

きっと、こんな答えが返ってくるよ。

「マリアちゃん、それはね・・・汗水たらして働いても、決まったお金しかもらえない人の方が世の中に多いからなんですよ。そういう人は、たやすくお金持ちになってしまった人を認めたくないでしょう?ちょっと難しい答えだけど、わかってもらえましたか?」


「・・・どうしてもっと早く教えてくれなかったのよ~」
友子は泣き腫らして真っ赤になった目で、恨めしそうに紘子さんを見つめた。

友子の真っ赤な目の理由は、同棲相手の直哉さんだ。

直哉さんは役者さん。仲間と劇団を立ち上げて、料理屋の2階みたいな所で芝居を演っている。テレビや映画とは未だ無縁だから、知名度は極めて低い。彼の夢は、大きな劇場で自作の芝居をロングラン公演すること。でも実現するのは困難そうだなあ。

そんな夢ばかり追っている直哉さんを、友子は心から愛していた。
だから直哉さんの芝居のチケットを友人に売りまくったり、お金のない仲間を家に泊めたり、それはそれは危ないくらい、のめり込んで尽くしていた。
友子は大手ではないけれど、一応、商社のOLだから、それなりに収入があったのだけど、ほとんどすべて直哉さんの芝居に消えていってたみたい。傍から見てると、かわいそうなくらいだった。

そんなに尽くしてもらってる直哉さん、さぞ友子に感謝しているでしょうと思ったら、とんでもないの!友子の預金通帳の残金がゼロになったら、出て行ってしまいました。行方をくらまして2週間後、「俺、結婚したい人がいるから」と電話があり、そのお相手というのが、何軒も料理屋を経営しているお金持ちの未亡人。
なんかドラマみたい・・・だけど、そういうのって現実にあるのですね。

友子が愛する直哉さんも、貯金も失って、泣き暮らしていると聞いて、友人の紘子さんがネットワークビジネスを勧めに行ったのでした。

「このネットワークなら商品が間違いないから、失った貯金ぐらい取り戻せるわよ。直哉さんを見返してあげたら?」と紘子さんが言ったとき、

「紘子さん、どうしてもっと早く教えてくれなかったのよ~!もっと早くネットワークを知っていれば、もっと収入の道が開けてたんじゃない!そうすれば、私・・・直哉とずっと一緒にいられたのよ。月収100万あれば、直哉が芝居を続けられたのよ」

・・・この人、まだ懲りてない・・・

友子は会員登録をして、赤い目をさらに真っ赤にしながら言いました。

「わたし絶対にお金持ちになるわ。そうして直哉を取り戻してみせる!」

どうぞご勝手に!