先について、彼を待つ


2人で車内で話すなんて何ヶ月ぶり

多分彼は分かってた

こうやって私が自分の気持ちを押し通して呼び出す事が普段絶対なく、よっぽどの話なんだって


ついて、彼は無理矢理笑顔作った

私も笑ったけど笑えてたかはわからない


止まると躊躇してしまうから急いで話した


退職って最初の一言から涙が止まらなかった


彼は私が敬語で話してる時からやめるんだろうなって

そんなに変わるのかよって思ってた。けど敬語抜きで世間話してくれた事嬉しかった。ってポツポツ自分の気持ち言ってくれた


理由も聞かれて


彼と仕事の半々で


明るく話していたけど涙が止まらなかった


彼も、無理に明るくしなくていいっていう

どうしたらいいかとか話したけど私の気持ちは離れたくないより、離れたい気持ちが強かった

それが悲しくて泣いた

彼にも本当にどうする?って言われて、泣きながらほんとに退職すると伝えた突然

ぎゅーって抱き寄せられた


すごく拒否したけど、やっぱり無理だった

本当はぎゅーってしたかった、仲直りしたかった

けど、別れてるのに、辞めるからしたくなかった

気持ちがぐちゃぐちゃで、声出しながら泣いた

キスして、残りの時間よろしくねって言われて

ほっぺとおでこにも


いつもバイバイの時は車から降りて私が運転席に座ってからもう一度キスしてた

だけど、ここでは出来ないからこのまま行くねって言われて彼は職場に戻った


私は泣きながら帰った