ある日、一匹の小さなすずめが木を揺らした。
それを見た浪 費家の男が、急に倹約家になったんだ。
語るほどのことでもない、ただそれだけの話だ。
ある日、すずめたちが思い思いの方向へ飛び去って行った。
それを見た倹約家の男が、急に浪費家になったんだ。
これは、とても大変なことだ。
耳を傾ける価値すらある話だろう。
つまりは、そういうことなんだ。
昔、大好きな曲があった。
その曲をやっと手に入れたんだけど、コンポから僕の耳に入って来るのはその曲であって、違う曲だった。
でも、やっと手に入れたその曲を嫌いたくなくて、僕はひたすらヴァージョン違いのその曲を聴き続けたんだ。
嫌いになるほど聞いたその曲を、僕は大好きになる事が出来た。
その曲がない日々なんて考えらえないっていうぐらい。
そして最近、久しぶりにその曲を耳にする機会があったんだ。
その時は少し耳にした程度だったけど、今でも僕をとても素敵な気分にさせてくれた。
でも、歌詞も、曲名すらも思い出せなかった。
つまりは、そういうことなんだ。