ある普通のOLがいた
そのおんなは、ある病気で会社をしばらく休んでいた
病気は回復にむかいそろそろ会社への復帰を考え
職場へ戻った
しかし、彼女には以前のポストはなかった
一番の古株であったにも関わらず
上司は変わり、仕事は貰えず、机は端っこに追いやられ辛い日々が続いた
そんな毎日を送っているうち、彼女の病気は再発した
なんで?わたしが何をしたっていうの?
こんな病気になったのだって会社の責任もあるというのに
絶望の淵にたたされた
やめよう、こんな会社辞めてやる
そう何度も心の中で繰り返していたが
未だ彼女はその会社に残っている
何故なんだろう?
そうだ
いつか会社を上司を見返してやる
いつか後輩どもに認めさせてやる
そんな想いがどこからかふつふつと出てきた
心の中ではそんな想いが募っていたが
表面上はいつでも微笑を忘れないでいようと思った
この微笑は決して本物ではない
それはそれは冷たいものであった
これは同僚とは言いたくない奴らへの
復讐でもあった
「わたしは精神異常者ですか?」
かかりつけの医者に聞いた
「それで正解なんじゃない?会社はお金を貰うところと
割り切ってしまえば心も楽になるよ」
そうだ、そのとおりだ と彼女は微笑んだ
是もまた、氷の微笑なのだろうか?