直接明らかにしようとしているのは、我が国の「現代労務管理」であるが、しかし現代労務管理は言うまでもなく戦後という最新の段階での労務管理である。したがって、現代労務管理は戦後の歴史的諸条件に基づいて多くの特殊性をもってはいるが、他の段階の資本主義的私企業における労務管理(例えば「近代労務管理」等)と共通した意義を持っている。らだ共通した意義はかなり抽象的にしか規定できないが、しかしそれを先ず明らかにすることは現代労務管理を理解するための前提であるから、次にその概念規定(定義)を示そう。「資本主義的私企業の労務管理とは、産業化の一定の発展段階で、企業の主体が、企業の目的達成のために、経営労働者を対象として、①経営労働秩序を安定・維持し、②それを基礎として個々の、あるいは集団としての労働能率の増進(戦後からは「労働生産性の向上」という)をはかろうとする一連の組織的な経営労働諸施策である。そしてその諸施策の範囲や具体的内容は、その国の産業化の発展段階と国民性や労働諸慣行の諸条件に応じて変化・発展し、特殊性をもったものとして現れる」といえよう。
越智隼人の少年サッカー上達法
だれにも言えねぇ
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