水溶液にはどんな要素があったでしょう。砂糖などの水に「溶かしたもの」、砂糖などを「溶かす」水、がありましたね。一般的にこれらには名前がついています。


溶けているもの(例:砂糖、食塩・・・)←「溶質(ようしつ)」
溶かしている液体(例:水、エタノール・・・)←「溶媒(ようばい)」


テストには出ないと思いますが豆知識ですw

また、溶質と溶媒合わせて「溶液(ようえき)」といいます。必ずしも「水」溶液だけでないことに注意してください。水溶液の場合、水が溶媒ですよーという意味です。これが仮に水ではなくエタノール(アルコールの一種で液体)であれば、エタノール溶液という言い方になるのです。



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今回は2つのことを書きますので一端ここで区切りましょうw


ではでは次。


水溶液は何かが水に溶けたものなのですが、ここでまず知りたくなるのは「どれだけ溶けているの?」ということです。 同じ砂糖水でも、なめてみたら甘さの違いがあるかもしれません。それは砂糖水の「濃さ」によります。もちろん濃ければ濃いほど甘い、ですよね。

それでは、「濃度(濃さ)」とはなんでしょうか?例えば同じ量の水が入った2つコップに、それぞれ砂糖を溶かすことを考えてみてください。一方のコップには溶かした量を5としましょう。もう一方のコップに入れた砂糖の2倍の量の10を入れたとしましょう。当然2倍入れたほうのコップが甘いですね。つまり、溶質(ここでは砂糖)の量が多いほど濃い、ということがいえます。

ここまできて、溶質の量=濃さ、と考えればよいと思いますが、ほんとうにそれでよいのでしょうか?

いいえ、まだ不十分です。今度は、2倍の砂糖を入れたほうをコップに入れるのではなく、水がなみなみ入っている風呂がまにしてみましょう。

どうなりますか?想像できますよね。

この例では、もちろんコップに砂糖を入れた砂糖水のほうが甘いでしょう。つまり、濃いということです。ということは、濃さは溶質の量だけでは決まらないことになります。溶媒(ここでは水)の量が少ないほど濃い、ともいえます。

以上から、水溶液の濃さを「溶媒の量に対してどれくらいの量の溶質が入っているか」で判断します。そして、濃さを「濃度(のうど)」といいます。



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