プロット中は終るまで他のことが進められない、夏休みだから子供さんに一日中話しかけられて集中しにくい、と中貫さんは言われてますが、それほんとすごくよくわかります。
わたしも息子が小さい頃はほんっとに創作に集中できなくて、家庭を持ちながら作家やってる方々のことを心から尊敬してました。
わたしなんかは趣味で創作してたわけですから、集中するために家庭を蔑にするなんてもってのほかでしたが、正直、プロ作家になれば家庭のことしなくてすむんじゃないかと本気でそのためだけにプロになりたいと思っていたこともありました。とはいえ、実際には、ほとんどのプロ作家さんは家庭と創作活動を両立していたのですが。
そりゃそうですよね、プロ作家とは言いますが、結局はそれもまた他の仕事と同じで作家という仕事ですから、他の職種の方々と変わりはないわけで、作家以外の職種の人達もちゃんと家庭と仕事を両立してるわけですから、なにも作家だからといって家庭のことを蔑にしてもいいということにはならないわけですものね。
ようするに、これはもう自分がどういう性質の人間かを見極めて、その仕事(あるいは作家)を選ぶか、家庭を選ぶかのどちらかというだけに過ぎないわけです。
わたしという人間は本気で作家としてやっていこうとしたら、それ以外の生活はすべて諦めて、結婚も出産もあきらめないと作家としてはやっていけない種類の人間なんですよ。ですから、結婚、出産、介護という選択をしてしまったわたしにはプロ作家は無理なんです。もちろん、無理だというのも甘えだとは思うんですが、自分が全力出してひとつの作品を生み出して、それが賞に選ばれたとしたら、何が何でも家庭と仕事を頑張ろうとも思えるんですが、今までにそういった出来事はありませんでした。
「この賞で」という目標がわたしにはあったのですが、それが10年以上も獲得できなかったとしたら、もうそろそろ諦めて家庭のことだけに目を向けるべきですよね。
わたしはそろそろ趣味での創作も完全にやめてしまおうと思っています。マリーたちの話を書き終わったらわたしの創作活動は終わりを告げるでしょう。そろそろ終活も始めないとなあ。